「AGAって予防できるの?」このようにお悩みの方に向けて、本記事ではAGAの予防について紹介しています。
AGAは早期治療することで薄毛の進行を遅らせ、適切に治療薬を使うことによって発毛を実感できるようになります。
AGAは予防ができる病気ですが、薬は薬局などでは購入できないため、クリニックの受診が必要です。
今回はAGAの概要や予防方法について紹介していきます。
AGAとは?進行型の男性脱毛症
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」という意味です。
20代から50代の成人男性に多く発症し、髪が薄くなったり、髪が抜けやすくなる症状が特徴的です。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなり、日常生活の中でも気になり始めたり、他人から指摘されることで自覚する方も多いです。
一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
AGAが進行する原因
AGAの原因は、人それぞれ異なります。ストレスであったり、男性ホルモンの乱れであったり、原因はさまざまです。主な原因は下記の5つです。
・生活習慣の乱れ
・間違ったヘアケア
・ストレス
・ホルモンバランスの乱れ
・遺伝
これらの原因は、自分では特定できないため、医師の問診・診断を受けた上で治療に進んでいきましょう。
毎日の生活の中で、AGAの原因になるポイントが多く、生活習慣の改善が大切です。
生活習慣を整えたり、ストレスをできるだけ溜めないように工夫したりとすぐに始められることも多いです。
AGAは予防できる!4つの予防方法
次にすぐに実践できるAGAの予防方法を紹介します。
誰でも簡単に取り組める内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
・食生活を見直す
・十分な睡眠時間を取る
・禁酒・喫煙を心がける
・ストレスを溜め込みすぎない
AGAは予防法① 食生活を見直す
AGA予防で大切なことは食生活を見直すことです。
食事は人間の体を作るうえでとても大切な要素であり、日ごろの規則正しい生活を心がけましょう。
また、タンパク質・ビタミン・亜鉛の多い食事を摂るよう心がけましょう。
髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されており、タンパク質を多く摂ることで、太くて健康的な髪の毛を育てられます。
タンパク質が多く含まれている食材は、肉類・魚介類・大豆製品・卵類・乳製品などです。
参考:タンパク質が多い食品を紹介。高タンパク食品を手軽に摂取!(森永製菓のプロテインサポート)
タンパク質以外にも、体内でタンパク質を作るために必要なビタミンや亜鉛も積極的に摂取しましょう。
AGAは予防法② 十分な睡眠を取る
2つ目の予防方法としては十分な睡眠時間を確保することです。
成人の平均睡眠時間は6時間前後と言われていますが、できることなら7時間~8時間程度確保したいところです。
髪の毛の発育に大切な成長ホルモンは22時〜2時に分泌が増えると言われていますので、できるだけ睡眠時間を確保できるように生活リズムを見直してみてください。
また、浅い眠りにならないように、睡眠につく30分前はスマホやテレビなどの強い光を浴びないように心がけてください。
寝る前のストレッチも有効で、副交感神経を優位にします。
副交感神経が優位になると、身体や脳がリラックスした状態になります。質の良い睡眠を取るためには、心身ともにリラックスした状態で布団に入るように心がけましょう。
AGAは予防法③ 禁酒・禁煙を心がける
AGAの予防には、過度な飲酒や喫煙を避けることも大切です。
飲酒や喫煙は、頭皮の血の巡りが悪くなったり、髪に十分な栄養が行き渡らなくなり頭皮環境が悪化します。
食生活を見直したり、睡眠の改善をしたとしても、飲酒や喫煙をしていると血流が悪くなり、髪の毛に栄養が行き渡らなければ意味がありません。
AGAの予防をするには、過度な飲酒や喫煙は控えましょう。
AGAは予防法④ ストレスを溜め込みすぎない
ストレスがAGAの原因になるとは解明されていませんが、過度なストレスは頭皮環境を悪化させます。
頭皮環境や体内環境の悪化は、抜け毛の原因になると言われています。
ストレスは溜めすぎず、自分なりの方法で適度に発散しましょう。
ストレスを溜めすぎるとホルモンバランスが崩れたり、血管を収縮させたり、頭皮に良くない環境になってしまいます。
AGAの予防・治療方法
続いてAGAの予防・治療方法についてご紹介いたします。
AGAの予防・治療方法は大きく分けて内服薬と外用薬の2種類があり、AGAメディカルクリニックではその両方をご提供しています。
AGAの状態や進行具合によって方針が変わりますので、当院の医師と相談しながらあなたに合った治療方法を見つけていきましょう。
内服薬でAGA対策・治療を行う
AGA治療のための内服薬は、デュタステリドとフィナステリドの2種類です。
デュタステリドは、DHTの元となる5αリダクターゼⅠ型やⅡ型の双方を阻害するという働きがあります。
5αリダクターゼの働きを阻害するとDHTの生成が抑えられ、ヘアサイクルが正常に戻っていきAGA予防につながります。
フィナステリドはデュタステリドと違い、Ⅱ型5αリダクターゼのみを阻害するという働きがあります。
デュタステリドと同様に、テストステロンがDHTに変化するのを防ぎ、DHTによって短くなったヘアサイクルを正常化させる効果が期待できます。
どちらの薬を使うときも医師からの指導を守り、正しく服用してください。
外用薬でAGA対策を行う
現在処方されているAGA外用薬は、ミノキシジル外用薬のみです。
ミノキシジル外用薬は、発毛を促す効果があります。
AGAが進行している方に、処方されることが多い薬です。AGAの進行を抑制する内服薬に加えて、ミノキシジル外用薬を用いることで発毛を促進させる効果が期待できます。
ドラックストアで購入することもできますが、医師や薬剤師に相談しにくいため、専門医指導・管理のもとで処方をおすすめしています。
AGAの治療効果と治療期間
AGAの治療を内服薬で始めた場合、発毛や育毛を感じ始める目安として平均して6か月と言われています。
AGA治療は即効性があるものではなく、ゆっくりと体の内側から改善していくため少し時間がかかってしまいます。
すぐに効果が出なくても服用を続けることが大切です。
1年後、2年後の姿を想像しながら、焦らずに治療を続けていきましょう。
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