発熱

発熱とは

発熱とは様々な病因によって、体温調節中枢に障害を引き起こし、体温が正常レベルより高い状態に維持されている状態です。一般に37~37.9℃を微熱、38℃以上を高熱と呼びます。

発熱を主訴にクリニックを受診する患者さんは非常に多いですが、その多くは感染症による発熱で、生命を脅かすほどの重症であることは多くはありませんが、中には緊急を要する場合もあり、適切に初期評価を行う必要があります。

また、高齢者や乳幼児などの免疫力が低下した患者さんでは重症化しやすいため特別な配慮が必要です。

 

発熱の原因の判断が重要

いずれにしても、何が原因で発熱という症状を引き起こしているのか判断することが重要になります。

①感染症

呼吸器:細菌性肺炎、扁桃周囲膿瘍、喉頭蓋炎、中耳炎、副鼻腔炎、咽頭炎、気管支炎、インフルエンザ、結核など

循環器:心内膜炎、心外膜炎など

消化器:消化管穿孔、腹膜炎、虫垂炎、胆嚢炎、急性胆管炎、腹腔内膿瘍、急性膵炎、憩室炎、腸炎など

神経:髄膜炎、脳炎、脳膿瘍など

泌尿生殖器:腎盂腎炎、卵管・卵巣膿瘍、骨盤内炎症疾患、膀胱炎、副睾丸炎、前立腺炎など

皮膚軟部組織:壊死性筋膜炎、蜂窩織炎、骨髄炎など

全身性:敗血症

②感染症以外の原因による発熱

悪性腫瘍、膠原病、薬物による発熱、熱中症、悪性症候群、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、視床下部障害など

 

原因は多岐にわたりますが、皆さんにとって重要なのは、どの程度なのかを体温計を使って測定し、ご自身の平熱と比較することです。

また、悪寒や倦怠感等の症状が強い場合、更に熱が上がる可能性も高いので、一度医師の判断を仰ぐことをお勧めいたします。

発熱は様々な病気の症状の一つですので、症状が悪化してくる場合、あるいは長引いている場合には、放置せずにきちんと医療機関を受診するようにしてください。

 

受診の目安とポイント

高熱がある、悪寒戦慄、強い頭痛や腹痛などほかの症状を伴い、程度が強い場合には早めに受診しましょう。

また、微熱程度であったとしても繰り返しているような場合や、5日以上続いているような場合にも一度受診しておきましょう。

特に、40℃以上の高熱があり、診断を受けていない場合は夜間・休日を問わず受診することをお勧めいたします。

 

発熱の治療法

特に、子供や高齢者の場合には、体力を著しく奪い、最悪の事態につながる可能性もありますので、発熱自体に対して対応する必要があります。

治療としては、抗炎症薬、いわゆる解熱剤を使用して解熱を図る必要があります。

他にも、保冷剤等を使って、太い動脈が流れているところ(両脇の下や、足の付根)を冷やすことが推奨されています。

このクーリングは、体温が急激に上昇する際の震えが起きている段階では控えるべきと言われています。

熱が出ている患者さんは、冷やされることで楽になるので医師の指示の下、クーリングを行うことも症状緩和には効果的だと思われます。

そして、最も重要なのは、発熱の原因へ、早期に治療介入をすることです。

 

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