いびきを何とか直したいと思っているのだけれど、どうしたらいいのかわからない。
いびき防止グッズがあるのは知っているけれど、どれを使ったら良いの?
と悩んでいませんか?
ここではそんな悩みを解決するためのいびき防止グッズを紹介します。
自分に合ったグッズはどれなのか、この記事を読むことでそのヒントが得られます。
いびきは睡眠中に体がストレスを受け続けているサインです。
いびきを改善し質の良い睡眠をとって、健康的な毎日を過ごしましょう!
いびき防止対策グッズの選び方
いびき防止グッズは、大きく分けると鼻用いびき防止グッズと口用いびき防止グッズの二種類があります。
効果的にいびきを改善するために選び方のポイントを知り、自分に合ったグッズを選びましょう。
鼻用いびき防止対策グッズを選ぶポイント
鼻用のいびき防止グッズは、いびきの原因が鼻詰まりである場合に使うと効果的です。
鼻詰まりの原因は風邪やアレルギー、生まれつき鼻腔が狭い場合など様々ですが、いびきは空気の通り道が狭くなり、呼吸をするときに周囲の組織を震わせる振動音として発生します。
呼吸が不十分になり、睡眠の質が悪化するため改善することが大切です。
鼻がいびきの原因と思われる場合は、鼻用のいびき防止グッズを試してみると良いでしょう。
口用いびき防止対策グッズを選ぶポイント
口用のいびき防止グッズは、就寝中に口が開き口呼吸をしている場合や、舌が喉に落ち込むことで気道が狭くなっている場合に有効です。
口呼吸は、鼻だけで十分に呼吸ができないと口からも空気を取り入れようとして起こります。
また、口呼吸が癖になっていたり、生まれつき口を閉じにくい骨格である場合もあります。
口が開くことが原因と思われる場合は、口用のいびき防止グッズを試してみると良いでしょう。
今日からできる!いびき防止グッズで対策する
具体的にどんないびき防止グッズがあるのか、鼻用と口用に分けて紹介します。
いびき防止 何よりも 減量
体重が増えて、いびきが悪くなっている。 ただ、食事・運動のダイエットが続かない。そういう方には医療の力を使ったダイエットが効果的です。
いびき防止グッズ① 鼻腔拡張テープ
鼻腔拡張テープは、鼻の外側に張り付けるだけでテープに挿入されたプラスチックのバネの力によって鼻腔を広げることができます。
鼻腔が拡張することで空気の通り道が広がり、いびきの改善が期待できます。
鼻腔拡張テープの十分な効果を得るためには貼る位置が重要です。
鼻を左右からつまんだ状態で、鼻で息を吸ってみます。
つまんだら息を吸えなくなる位置を探し、その部分に左右対称になるようにしっかり貼ります。
しっかりと貼り付けるために、貼る前に鼻の皮脂をよく洗い流し十分に乾燥してから使用してください。
いびき防止グッズ② ノーズクリップ
ノーズクリップは鼻にクリップを挿入することで鼻腔を広げ、鼻呼吸をしやすくすることでいびきの改善が期待できます。
使い方は、クリップのボール部分を左右の鼻孔(鼻の穴)に挿入するだけです。
クリップの下部のU字部分が鼻中隔(鼻を左右に隔てる壁)に当たるまで優しく押し込みます。
鼻腔拡張テープが使い捨てであるのに対してノーズクリップは洗って繰り返し使うことができ、コストパフォーマンスに優れます。
一方で、シリコンのにおいや使用感など慣れるまでに人によっては数日かかる場合があります。
違和感が強い場合は、短時間の使用から始めましょう。
いびき防止グッズ③ 快眠鼻呼吸マスク
快眠鼻呼吸マスクは、睡眠中に口が開かないようあごを支えることで、口呼吸を防ぎます。
鼻を覆わず口だけ覆うように装着し、耳にかける紐(ゴム)にアジャスターがある場合は調節します。
繰り返し使えるためコストパフォーマンスに優れています。
また、シルクなどお肌に優しい素材を使っている商品が多く、お肌が弱い方でも使いやすいです。
一方、耳の紐をきつくし過ぎると痛みを感じることもあります。
いびき防止グッズ④ 口閉じテープ
口閉じテープは口呼吸が原因でいびきをかく人にお勧めです。
睡眠中は全身の筋肉が緩むため口を閉じる筋肉も緩み、開いてしまうことがあります。
口にテープを貼り開きにくくすることで鼻呼吸をサポートし、いびきの改善が期待できます。
唇の真ん中に、縦1本で留めましょう。
唇の左右が自由なのでくしゃみや咳の際には口を空けることができて、空気を逃すことができますのでご安心ください。
いびき防止グッズ⑤ マウスピース
マウスピースは下あごを5-10mm程度前に出し舌の喉への落ち込みを防ぎ、気道の広さを十分に確保することでいびきの発生を予防します。
また、マウスピースを装着することで口呼吸をしにくくなるため、口呼吸の改善にも役立ちます。
市販のマウスピースには、自分の口に合わせて型取りすることができるものと、型取り不要でそのまま使えるものがあります。
型取りできるマウスピースは自分のあごや歯並びに合ったものを作ることができ、効果を感じやすい一方、型取りが上手くできない可能性や装着時に違和感を感じる可能性があります。
型取り不要なマウスピースは購入したらすぐに使える手軽さの一方で、自分の口に合わない可能性があります。歯科で作成するものが、耐久性、また下顎の変位の度合いなど優れています。一度、医療機関でご相談いただくのが良いと思います。
睡眠の質をサポートしてさらに効果アップを目指す!
いびき防止グッズを使うといびきの改善が期待できます。
さらに、睡眠の質を向上させることによって、良質な睡眠を確保することができ、いびき改善が期待できます。
ここでは、睡眠の質を向上させるための方法を紹介します。
横向きで寝る
仰向けに寝ると、睡眠中に全身の筋肉が緩むことで舌が喉を塞ぐように落ち込んでしまい、気道が狭くなるといびきの原因になります。
横向きで寝ると重力がかかる方向が変わるため、舌の落ち込みが少なくなりいびきの改善に繋がります。
横向きで寝るのが苦手な人は、抱き枕や横向き寝をサポートする枕などもあります。
枕を変える
枕がいびきの原因になることがあります。
高すぎる枕はあごを強く引いた状態になり喉を圧迫し、低すぎる枕は口が開きやすくなり口呼吸を誘発し、いびきに繋がる可能性があります。
仰向けで寝たときに肩や背中が浮いていないか、喉に圧迫感はないかを確認してみましょう。自分に合った枕を使うことで気道を確保しやすく、いびきが改善する可能性があります。
自己判断は危険!必ず医療機関を受診しましょう
いびきは深刻な病気を引き起こすことがあり、治療が必要な場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群は合併症に注意すべき疾患
いびきは睡眠中に気道が狭いことで起こる低呼吸や無呼吸(呼吸が十分にできていない)のサインです。
呼吸が不安定であることで、睡眠の質が悪化して、最終的に身体に負担がかかります。
また、いびきをかく人の中にはいびきに続く一時的な無呼吸(完全に呼吸が止まっている)が起こっている場合もあります。10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上繰り返されると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の低呼吸・無呼吸状態が断続的に続き、身体へのストレスから高血圧や脂質異常症、糖尿病などを引き起こします。
そして、これらの病気から動脈硬化が進み、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や心疾患(狭心症、心筋梗塞)に繋がる可能性が高まります。
また、睡眠の質も大きく低下するため、日中の強い眠気による事故を起こす可能性もあります。
慢性的にいびきをかいている場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性も考慮しましょう。
検査で睡眠の状態を正確に把握しましょう
いびきが続いている場合、特に大きないびきが有る方は医療機関を受診しましょう。
睡眠時無呼吸症候群は、日中の強い眠気や熟眠感が得られないことも特徴ですが、それらの症状を感じない場合もあります。
いびきをかいているみたいだけど、よく眠れているから大丈夫と自己判断をすることは危険です。
検査を受けることで自分の睡眠の状態が分かり、睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度、また睡眠時無呼吸症候群による合併症がどの程度進んでいるかが分かります。
いびき防止グッズなどを使用してセルフケアをすることも大切ですが、必要に応じて医療機関を受診し治療をうけることが重大な合併症を予防するためにはとても重要です。
まとめ
いびきには、その状態に合わせて様々な防止グッズがあります。
はじめのうちは睡眠中に口や鼻にグッズを使うことで違和感があるかもしれませんが、使い続けるうちに慣れる方もおられます。
睡眠の質を上げ、健康な身体で笑顔と元気な毎日を送りましょう!
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