いびき・無呼吸　初診～治療決定までの流れ

当院の「いびき、無呼吸」の初診～治療方針決定までの流れについてご案内します。

初診

いびき、無呼吸の発生する原因やそれによるリスクについて医師より説明があります。いびきが起きている原因を知るために口腔内の診察も行います。

初診でご案内する検査について

①採血（生活習慣病が無いかのスクリーニング）※必要時実施

②簡易検査（自宅で実施）⇒詳細は「いびき　無呼吸　簡易検査とは？」を参照してください。

③鼻腔通気度検査：機械を使用して片方ずつの鼻の空気通りを測定する機械です。

再診

初診で実施した検査①②③の結果の説明を行います。

• 簡易検査の結果で無呼吸、低呼吸の回数が40回/時間以上の方は、医師の判断のもと保険診療でCPAPを処方することが出来ます。
• 無呼吸回数が多く（40回/時間以上）、鼻づまりもある方にはCPAP処方＋点鼻薬処方をすることもあります。
• 簡易検査で無呼吸の回数が少なく、鼻腔通気度検査にて鼻づまりが確認された方へは、鼻づまりによるいびきの可能性があり点鼻薬処方され、使用した結果、いびきが軽減したかの評価を行います。

簡易検査の結果が40回/時間以下で、無呼吸症候群の中等症～重症が疑われる場合は精密検査（PSG）をご案内します。

精密検査については「いびき　無呼吸　精密検査とは？」をご確認ください。

※精密検査もご自宅で実施出来るものでご案内します。入院での精密検査ご希望の方は医師へご相談ください

精密検査を行うかは最終的には患者様自身で決定して頂きます。検査結果を持ち帰りご家族と相談した上で実施していただく事も可能です。

精密検査（PSG検査）実施後の診察

• 精密検査（PSG検査）にてAHI20回/時間以上の方は、医師の判断のもと保険診療でCPAP処方することが可能です。
• 軽症～中等症の方への治療方法として、無呼吸用のマウスピース（口腔内装置）を使用する治療法もあります。

※マウスピースは下あごを前方に固定し、空気の通り道を開くようにるす治療法です。

⇒マウスピースご希望の際は当院で紹介状作成しマウスピース作成できる病院へ受診して頂きます。

・舌の筋力トレーニングを継続して行う事も有効であるため、そちらをご案内する事もあります。

まとめ

いびき、無呼吸の診察～治療方針が決定するまで、2～3回の通院が必要となります。

（例）

• 初診⇒再診（簡易検査でAHI40回/時間以上）⇒CPAP導入
• 初診⇒再診（簡易検査でAHI40回/時間以下）⇒精密検査（PSG）⇒精密検査結果説明、治療方針決定

治療の方向性を決めるまでにかかる時間は、早ければ2週間、精密検査まで実施するとなると1～2か月程かかることもあります。

CPAPが処方された場合においては、定期的な通院（最初は一か月に一回の通院）が必要となっていきます。

いびき、無呼吸の治療に関して検査結果の内容や診察後のいびきの経過をみての判断が必要となり【治療法決定まではある程度時間がかかる】と思っていて頂けると幸いです。

診察のご予約方法

よくあるご質問

＜診察予約について＞

Q.予約なしでも診察できますか？

完全予約制となっておりますので、事前にご予約を頂いてからご来院をお願いいたします。

Q.どうやって予約を取ればいいでしょうか？

【初診の方】HPのweb予約からご予約をお取りください。事前にweb問診をお送りいただく必要があるため、お電話でのご予約はお受けしておりません。（発熱症状がある方のみ、お電話にてご予約をお取りしております。）
【再診の方】web予約またはお電話での予約も承っております。

Q.予約時間の変更はどうすればいいですか？

クリニクスアプリからご予約を取得された方は、アプリ内からキャンセル・変更が可能です。
それ以外の方はお電話で変更をお願いいたします。

Q.初診の診察時間はどれくらいですか？

受付からお会計まで1時間30分程度の余裕を確保してください。

記事監修 院長 濱田 達雄

日本内科学会 認定内科医

日本内視鏡学会 専門医