睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病

大阪本町メディカルクリニックは

関西大阪でも数少ない睡眠専門クリニックです。

 

睡眠時無呼吸症候群という言葉から、

2003年に山陽新幹線で起こった

新幹線の緊急停止事故をご記憶の方も多いでしょう。

 

運転士が時速270kmで岡山駅を通りすぎたように、

昼間の過度の眠気を思い出す方もおられるかもしれません。

 

原因が睡眠時無呼吸症候群による居眠りであることが、

メディアで報道され、広くこの言葉が認知されました。

これは電車だけでなくタクシーやトラック運転手、飛行機など

あらゆる交通機関にかかわってくる問題です。

 

また、個人においても大事な会議や学校の授業中など、

大事な時間でも、眠気に襲われ居眠りをしてしまうことで、

周囲からは「だらしない人」と捉われていることもあります。

 

 

さらに昨今では、生活習慣病や心疾患や脳血管疾患との関連が

科学的に実証され、現代のストレス社会を背景に、

更に注目されている睡眠疾患の一つです。

 

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、糖尿病、心臓病、脳血管疾患

などと密接に関連することが知られています。

睡眠時無呼吸を有する患者さんは、一般人口と比較して、

高血圧が約2倍、虚血性心疾患が約3倍、脳血管疾患が3~5倍

の頻度で合併すると報告されています。

 

 

睡眠時無呼吸症候群と心血管疾患が関連する理由は、

①繰り返す低酸素状態

 ②交感神経の活性化による悪影響

③血管内皮のダメージ

④肥満に伴う冠危険因子(高血圧・高脂血症・糖尿病)の増加

などが挙げられています。

 

 

現在では、睡眠時無呼吸症候群は治療法が

確立されているため、

適切に検査・治療を行えば決して恐い病気ではありません。

 

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