「夫のいびきがうるさくて眠れない!」「いびきで眠れないと子どもの成長も心配」という悩みはありませんか?
または最近になって「いびきがうるさい!」と言われてしまう頻度が増えていませんか?
いびきが発生する原因は複数あり、単独での原因ではなく、絡み合って生じることが多いのです。
いびきの中には、睡眠時無呼吸症候群という重大な疾患に繋がる病気が潜んでいる可能性があります。
この記事を読むと以下のことが分かります。
・いびきの原因
・注意すべきいびき
・いびきが続く場合の対処法
男性のいびきが発生する原因
いびきが発生する原因について大きくまとめていきます。
いびきについて指摘されることが増えていたり、旦那さんののいびきが気になり始めたら、まずは以下の原因に当てはまるかを確認してみてください。
・肥満
・鼻づまり
・飲酒
・扁桃腺肥大
・加齢
・あごの大きさ
男性のいびきが発生する原因① 肥満
1つ目のいびきの原因は肥満です。
いびきは気道が狭められることにより、その振動音として生じますが、肥満によって首回りの脂肪が増えると、結果的にいびきにつながります。
健康診断などで肥満を指摘されていたり、体重増加が続いている場合には要注意です。
身体は痩せていて肥満体型でなくても、首回りが太い場合には甲状腺疾患などが理由でいびきが発生することがあります。
男性のいびきが発生する原因② 鼻詰まり
2つ目の原因は鼻詰まりです。
花粉症やアレルギー性鼻炎、慢性鼻炎の症状はありませんか?
鼻が詰まっていると鼻呼吸がしにくくなるため、口呼吸が増えてしまいます。
口呼吸は鼻呼吸よりも顎関節の位置の変化から気道を閉塞させやすく、寝ている間にいびきが発生しやすくなります。
男性のいびきが発生する原因③ 飲酒
3つ目のいびきの原因は飲酒によるアルコール摂取です。
アルコールは筋弛緩作用があるため、身体の筋肉が緩みやすくなります。
大量にお酒を飲んだ後、足に力が入りにくかったり足元がふらついてしまうことがあったかもしれません。
飲酒後の睡眠では、のど周りの筋肉がゆるみ舌が喉近くまで落ちることで、気道を狭くしてしまうことからいびきが発生します。
男性のいびきが発生する原因④ 扁桃腺の肥大
4つ目の原因は扁桃腺の肥大です。
のどの奥からあごにかけてひろがるリンパ組織の総称です。
扁桃腺は通常状態では気道に影響しない程度の大きさですが、風邪をひいたり病原体の侵入によって腫れ上がることがあります。
扁桃腺肥大によって気道を狭めるためいびきが発生します。
男性のいびきが発生する原因⑤ 加齢
5つ目の原因は加齢によるものです。
40代、50代と徐々に身体全体の筋肉が衰え始めます。しわや弛みがその結果です。
加齢によってのど周りの筋力が低下すると、筋肉組織や脂肪組織を支えられなくなり気道をふさぎいびきが発生します。
男性のいびきが発生する原因⑤ あごの大きさ
6つ目の原因として考えられることはあごの大きさです。
日本人は一般的に欧米人と比較するとあごや口が小さいと言われています。また近年では、やわらかい咀嚼を必要としない食べ物がふえたことで、骨格を形成する成長期に噛む習慣がすくなくなり、顎関節の形成が衰えているともしてきされています。その結果、睡眠時に舌が気道へと落ち込みやすくいびきの原因となります。
これは、外見上太ってないように見えてもいびきが発生する理由にもなります。
いびきをかきやすい人の特徴
いびきをかきやすい人の特徴をまとめます。
いびきが発生する原因は、睡眠時に気道が閉塞してしまうことで、肥満や鼻炎、飲酒など様々な要因で気道が狭くなっています。
・肥満
・鼻炎や花粉症
・かぜをひいている
・飲酒後
いびきはそのままにしておいていいのか?
結論から言うといびきは原因を特定したうえで早めに治療を開始するべきです。
いびきは睡眠時に気道が狭くなり、身体や脳への酸素供給が減少している状態です。
睡眠中に疲労回復がしにくくなるため、活動中の活動性や、もの事を行う効率が低下する危険性があります。
そのため、いびきは放置せずにまずは原因を特定し、早期に治療を始めましょう。
いびきの原因を特定するときには専門の医師の診療が必要です。
いびきに隠れている危険な病気「睡眠時無呼吸症候群」には要注意
いびきはうるさいだけだと思っていませんか?
実は、いびきが重大な疾患のサインになっていることもあります。
大きないびきが続いており、たまにその音が止まるような呼吸の場合には睡眠時無呼吸症候群が潜んでいる可能性が非常に高いです。
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に無呼吸状態になり、呼吸が一定時間止まるという状態です。
睡眠時に呼吸が乱れるため、睡眠の質が低下します。
低酸素血症により、血管に損傷が加わり、動脈硬化により、脳卒中や狭心症・心筋梗塞などのリスクも高まります。
また、日中に眠気に襲われたり、パフォーマンスが低下することから、交通事故を起こした例もありました。
いびきの症状を自己判断しないことが大切
家族やパートナーは「いびきはうるさいだけだから我慢しよう」と思ってしまい、なかなか診察・治療まで考える人は少ないでしょう。
しかし、これは間違いです。
いびきは専門的な診察でしかわからない症状があり、自己判断は非常に危険です。
旦那さんのいびきがうるさかったり、いびきが続いている場合には早めの診療機関の受診が大切です。
まとめ
いびきは肥満や飲酒、骨格の問題など様々な原因によって生じます。
しかし、いびきには重大な疾患である睡眠時無呼吸症候群の可能性も含まれています。
「いびきは我慢すれば大丈夫」「いびきなら別に病気じゃない」と自己判断せず、早めに受診をしましょう。
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