医療ダイエットにデメリットはある?種類とメリットも紹介

医療ダイエットにデメリットはある?種類とメリットも紹介

痩せるためにダイエットをしても、なかなかうまくいかないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで、医療ダイエットを検討する方もいるでしょう。医療ダイエットは、キツイ運動や食事制限をせずに減量が目指せる施術です。そのような医療ダイエットには、デメリットもあります。
この記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 医療ダイエットの種類
  • 医療ダイエットのメリットとデメリット
  • 医療ダイエットのダウンタイムについて

肥満を解消したい方は、ぜひ参考にしてください。

医療ダイエットの種類

医療ダイエットには、いくつかの施術方法があります。医療ダイエットを検討している場合は、種類を把握しておくとよいでしょう。
自分に合った施術方法を選ぶことで、より高い効果が期待できるでしょう。

  • 内服薬
  • 脂肪溶解注射
  • 脂肪吸引

これらの施術方法について、詳しく解説します。

内服薬

医療ダイエットで使う内服薬は1つではなく数種類あります。ここでは、医療ダイエットで使われる一般的な内服薬を紹介します。

まず1つ目は、リベルサスです。リベルサスは、GLP-1受容体作動薬の1種です。
食後の血糖値をコントロールしたり、食欲を抑えたりする効果が期待できます。個人差はありますが、早ければ3ヶ月で効果が期待できる薬です。

2つ目は、ゼニカルです。ゼニカルは、メタボや重度の肥満を解消するための治療薬として使われています。
ゼニカルには、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。ただし、排便のコントロールが難しくなるため、服用する時間には注意が必要です。

3つ目は、サノレックスです。厚生労働省の認可を受けている薬で、食欲を抑制する効果が期待できます。
3ヶ月間服用をしたら、半年間休薬する必要があるため、医師の指示のもと服薬しなければなりません。
内服薬は手軽に始められますが、副作用が出る可能性があるというデメリットがあります。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、部分的に痩せたい時におすすめの施術方法です。痩せたい部分に薬剤を注入し、脂肪を溶かします。
溶けた脂肪は、自然と体外に排出される仕組みです。部分痩せを希望している方に、人気のある施術方法です。
ただし、脂肪溶解注射は1回で完了しません。間隔をあけて数回注入することで、部分痩せの効果が期待できます。
ダウンタイムはほとんどありませんが、筋肉痛のような痛みを感じる方もいます。

脂肪吸引

脂肪吸引は、医療ダイエットとして認知度が高い施術方法ではないでしょうか。気になる部位の皮下脂肪に、吸引器(カニューレ)を挿入します。
挿入した吸引器で、脂肪細胞を吸い取り、取り除きます。他の施術と違い、1回で効果が感じやすいです。
また、脂肪細胞の数が減るため、リバウンドもしにくいとされています。ただし、術後に痛みを感じたり、傷跡が残ったりするリスクもあります。
そのため、施術を受けるクリニックを選ぶときは、実績をしっかり確認することが大切です。
脂肪吸引の施術費用は、麻酔料やアフターケア料金が加算されることがあります。契約するときは、実際にかかる費用の総額を確認しておきましょう。

医療ダイエットをおこなうメリット

医療ダイエットをおこなうメリット

医療ダイエットには、メリットがいくつかあります。ダイエットが続かない方は、ぜひ医療ダイエットを検討してみてください。

  • つらい食事制限が必要ない
  • 無理なく続けられてリバウンドしにくい
  • きつい運動をせずに体重ダウンが期待できる

それぞれメリットについて、解説していきます。

つらい食事制限が必要ない

ダイエットには、糖質を抑えるなどの食事制限が欠かせません。食べたいものを我慢したり、糖質が低いメニューを考えたり、つらいと感じる方が多いです。
しかし、医療ダイエットであれば、食事制限が必要ないため好きなものを食べられます。医療ダイエットで使われる薬は、食欲を抑える効果が期待できます。
また、脂肪の吸収を抑える効果が期待できる薬もあり、ダイエットの強い味方です。とはいえ、ハイカロリーな食事を続けていると、効果は得られにくいです。

無理なく続けられてリバウンドしにくい

つらいダイエットで痩せられても、反動でリバウンドする可能性があります。医療ダイエットであれば、つらい食事制限や運動が必要ないため、リバウンドしにくいです。
医療ダイエットは、無理なく続けられます。ダイエット中の生活と、減量後の生活にギャップも少ないです。
肥満の原因となる脂肪をブロックするため、リバウンドの可能性を下げられます。

きつい運動をせずに体重ダウンが期待できる

自分でダイエットをおこなう際、運動を始める方が多いです。ランニングや筋トレなど、カロリーを消費する運動が効果的です。
しかし、普段運動をしない人が、急に始めても苦痛に感じます。また、習慣化することも難しく、継続できない方もいます。
適度な運動は健康によいですが、減量するための運動はきついと感じる方が多いです。医療ダイエットであれば、きつい運動が必要ないため、精神的にも楽に感じるでしょう。
ある程度のカロリーを消費するためには、それなりの運動量が必要です。そのため、三日坊主になる方もいます。
医療ダイエットは続けやすく、求めている効果が得られるでしょう。

医療ダイエットにはデメリットもある

医療ダイエットにはデメリットもある

医療ダイエットには、魅力的に感じるメリットが多くあります。しかし、メリットだけではなく、デメリットもあることを理解しておきましょう。

  • 自由診療で高額になる可能性がある
  • 副作用やアレルギーが出る恐れがある
  • 自己管理する必要がある
  • 施術によってはダウンタイムがある

自由診療で高額になる可能性がある

医療ダイエットは、保険適用されません。そのため、費用は全額自己負担です。
また、定期的に通院し、施術を受けたり、薬の処方を受けたりする必要があります。
(再診料や薬代等発生します)
内服薬の場合、1ヶ月に3万〜5万円ほどかかります。効果が感じられるまで続ける必要があるため、総額にすると高いと感じるでしょう。
自分でダイエットをおこなう場合、食事制限や適度な運動をおこなうため、医療ダイエットの費用と比べると、少ない費用で取り組めます。
医療ダイエットを始めるなら、施術方法ごとに費用相場を確認しておきましょう。クリニックによって金額も異なるため、複数のクリニックでカウンセリングを受けると比較しやすいです。

副作用やアレルギーが出る恐れがある

医療ダイエットで使用する薬は、副作用やアレルギー症状が出る恐れがあります。薬によって出やすい症状は異なります。
たとえば、サノレックスで出る可能性のある症状は、睡眠障害や頭痛などです。
※副作用やアレルギーの症状は、個人差があります。

医薬品名代表的な副作用
リベルサス吐き気、下痢、食欲減退など
サノレックス口渇感、便秘、吐き気など
ゼニカルオナラ、排便回数の増加など

医療ダイエットを始める場合は、副作用やアレルギーの可能性も頭に入れておきましょう。
不安に感じる方は、施術前に担当医師へしっかり確認しておきましょう。

自己管理する必要がある

自分で取り組むダイエットと違い、脂肪吸引などの施術は、脂肪細胞に直接働きかけるため、効果を感じやすいです。しかし、医療ダイエットで減量に成功しても、食事や運動に気をつけなければリバウンドする可能性があります。
医療ダイエットの施術を受けているうちから適度な運動をしておくことがおすすめです。

施術によってはダウンタイムがある

医療ダイエットは、比較的ダウンタイムが少ない施術です。しかし、施術方法によってはダウンタイムがあります。
たとえば脂肪吸引は、痛みを感じる方が多いです。もちろん痛みの感じ方には個人差があるため、必ず感じるというわけではありません。
中には、車が運転できなくなるなど、生活に支障が出るようなダウンタイムもあります。施術方法によって、ダウンタイムの可能性は異なります。
ダウンタイムが不安な方は、あらかじめ医師に確認しておきましょう。

まとめ

肥満やメタボは、健康的によい状態とはいえません。
また、太っていることをコンプレックスに感じる方もいます。そこで、ダイエットを決意しても、なかなか続かない方も多いのではないでしょうか。
医療ダイエットであれば、通常のダイエットでおこなうようなつらい食事制限やきつい運動をする必要はありませんが、デメリットも存在します。

特に医療ダイエットは自由診療のため、施術費用が高額になりやすいことも頭に入れておいてください。
ダイエットをしたいと考えている方は、ぜひ医療ダイエットも検討してみてください。

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