生活習慣病

よく耳にするメタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積によりインスリンの働きが低下し、糖尿病や高脂血症・高血圧などの動脈硬化の危険因子が、集積している状態です。

様々な病気の原因になりやすく、メタボの人は10年後の狭心症や心筋梗塞の危険度が、正常な人に比べ約30倍以上も高くなるといわれています。

また、痩せているから大丈夫というわけでもありません。痩せている人でも、内臓脂肪がついている「隠れ肥満」の方は要注意です。

体重よりも、内臓脂肪の蓄積が重要と考えられています。

 

肥満の特徴

一般の成人男性の肥満、内臓脂肪の過剰蓄積が多く見られ、特に20代に比べて体重が10%以上増えている方は注意が必要です。

増えた体重の多くが内臓脂肪として蓄積されていると思って間違いありません。

体重が増えていて、さらに高血圧、血清脂質異常、高血糖の症状がある方は、今すぐ生活習慣を改善することをお勧めします。

ちなみに、このメタボリックシンドロームは成人男性特有の症状で、閉経前の成人女性にはあまり関係がありません。

これは男性と女性で身体につく脂肪の種類が違うことによるものです。

閉経前の女性には内臓脂肪が蓄積されにくいため、メタボリックシンドロームにはなりにくいのです。

なお、閉経後は内臓脂肪が男性同様に蓄積されますので、50歳以降からは注意が必要になってきます。

詳細は高血圧症脂質異常症糖尿病をご確認ください。

 

お薬を飲むこと以上に生活習慣の改善

生活習慣病はその名のとおり、生活習慣の乱れが原因になって起きる病気です。

特に、糖尿病は動脈硬化をおこす確率が高いですが、自覚症状が少ないため気づかれることがなく長年経過しているケースもあります。

当院ではお薬を飲むこと以上に、生活習慣の改善が患者様の治療になると考えています。

そこで食事指導を中心に生活指導などを行っています。食事指導では食事の全体量を減らしていただき、治療開始から1~3ヶ月目は食事の全体量を1割減らすように目標設定をしています。

当院の食事指導は、食事の種類までは制限していません。食べたいものを食べられないことがストレスにもなるため、食事量をコントロールすることに重きを置いています。

お悩みの方は診察時に医師にご相談ください。

 

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