身体的な疲労を意図的に作る

外出やエクササイズなどで疲れた日は、眠りやすい状態です。

学生時代、運動会の日の夜を思い出すと、眠りにくかった人は少ないでしょう。

国内外の疫学研究(数千人を対象とした質問紙調査)において、運動習慣がある人には不眠が少ないことがわかっています。

とくに睡眠の維持に習慣的な運動の効果があるようです。

運動の内容も睡眠に影響します。1回の運動だけでは効果が弱く、習慣的に続けることが重要です。

その効果として、寝付きがよくなるのと深い睡眠が得られるようになります。

特に高齢者など普段から不眠がちな人に効果が大きいようです。

激しい運動は逆に睡眠を妨げますので、負担が少なく長続きするような有酸素運動(早足の散歩や軽いランニングなど)が良いでしょう。

運動のタイミングに注意を払えば、さらによい睡眠が確保できます。

効果的なのは夕方から夜(就寝の3時間くらい前)の運動だと言われています。

就寝の数時間前に運動によって身体の温度を一過性に上げてやることがポイントです。そうすると床にはいるときのの深部体温が低下してきます。

睡眠は脳の温度が低下するときに出現しやすくなるので、結果として快眠が得られやすくなる訳です。ただし就寝直前の運動は体を興奮させてしまうので禁物です。