倦怠感

 

内科の症状でも多い症状である倦怠感ですが、健康な人でも、だるさ・倦怠感を自覚することはあります。

健常者が感じる疲労は、睡眠などの十分な休息により回復するもので、生理的疲労と呼ばれます。

倦怠感の原因は

精神的疲労、生理的疲労、器質性疾患に分けられます。

精神的疲労のうち、内因性精神疾患(統合失調症、うつ病、躁うつ病など)による倦怠感では、心療内科・精神科などでの治療を優先します。

生理的疲労は、先に述べたように休息によって回復するもので、よりよい睡眠をとることを勧めます。

器質性疾患による疲労には次のようなものがあります。

〇感染症

〇血液疾患

〇肝・胆道系疾患

〇腎疾患

〇循環器・呼吸器系疾患

〇内分泌疾患

〇神経系疾患

睡眠障害

〇慢性疲労症候群 など

 このような場合には原因に対する治療が必要です。

 

倦怠感の検査は

頭部・咽頭・眼瞼・頸部・胸部・腹部・腰部・四肢など全身を診察します。

その上で必要な血液検査や胸部レントゲン検査、腹部エコーなどを行い原因検索を行います。

   必要に応じて、CTやMRIを撮像することとなります。

※当院は診療所のため、CTやMRIが必要となった場合は他院へのご紹介となります。)

 

倦怠感の治療は

まずは原因に対する治療を行います。

その他の疾患が除外でき、原因が特定できない場合は、漢方薬や栄養療法などでの治療を行います。

診察のご予約方法

 

 

 

監修者情報・医師 松島勇介

・日本睡眠学会専門医

・日本内科学会認定内科医

・日本医師会認定産業医

・日本消化器病学会専門医

・日本消化器内視鏡学会専門医

・緩和ケア研修修了医

・社団法人 オルソスリープアカデミー理事

こちらの記事は松島勇介医師監修のもと作成しております。

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