脂質異常症治療は大阪本町メディカルクリニック
脂質異常症治療とは
健康診断の結果などでコレステロール値や中性脂肪の値が高い場合に脂質異常症に罹ってしまうリスクが高いと指摘を受けることが多い疾患です。
脂質異常症の原因や診断方法、治療方法の解説をいたします。さらに脂質異常症にならないためには、どのような行動が良いのかについても説明していきます。
1. 脂質異常症ってどんな病気?
脂質異常症とは、血液の中にある脂質(コレステロールや中性脂肪)が増加し異常な数値があらわれることを指します。
異常な数値のまま放置しておくと血管に脂肪が蓄積し血管が詰まってしまいます。
この状態が心臓や脳で起きれば「心筋梗塞」「脳梗塞」とよばれて死に至る可能性もあります。脂質異常症の患者総数は2017年の時点で220万人、疑わしい方も含めるとかなりの人数で、年々増加傾向です。
また、生活習慣病の一つで糖尿病や高血圧とならび非常に多くみられる疾患の一つです。
出典:厚生労働省eヘルスネット「脂質異常症」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-004.html
大阪本町メディカルクリニックの内科では脂質異常症、生活習慣病の診察を行っております。
2.脂質異常症の種類、原因と症状
脂質異常症の種類
脂質異常症には、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、混合型高脂血症があります。
・「高LDLコレステロール血症」:コレステロールのみの増加
・「高トリグリセリド血症」:TG(トリグリセリド)のみの増加
・「混合型高脂血症」:コレステロールとTG(トリグリセリド)両方の増加
・「低HDLコレステロール血症」:HDLコレステロール値の低下
これら全てが脂質異常症と言われます。
脂質異常症の原因
脂質異常症の原因は、遺伝性のものと生活習慣やその他、因子によるものがあります。成人脂質異常症の大半は生活習慣やその他因子によるものと言われています。
脂質異常症の症状
脂質異常症は、これといって目に見えてわかるような症状は特にありません。見た目に変化がでたり、痛みなどを感じたりすることはありません。しかし脂質異常症によって起こる合併症はとても怖いものになります。
3. 脂質異常症の合併症について
心筋梗塞・脳梗塞
脂質異常症は血管内に脂質が増加することで、血管の壁に付着するため血管が詰まりやすくなります。この状態が心臓で起こると心筋梗塞、脳で起こると脳梗塞になります。
閉塞性動脈硬化症
手足の動脈が狭まり、しびれなどの症状があらわれます。
脂肪肝
脂肪肝の状態では、ほとんど症状があらわれませんが脂質異常症の改善をせずに放置していると肝機能の低下が進行していきます。
上記の他に、心臓病(不整脈、狭心症)、膵炎、糖尿病のリスクが上がります。
4.脂質異常症の診断基準と治療方法
・脂質異常症の診断基準について
脂質異常症の診断には採血が必要となります。
出典:厚生労働省「e-ヘルスネット」脂質異常症の診断基準
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-004.html
・ 内科 の治療方法
生活習慣の見直し・改善
食事では、加工食品の取りすぎには気をつけることや魚や緑黄色野菜を積極的に取り入れて、海藻、大豆製品などもバランスよく取り入れることが大切です。
嗜好品(喫煙・アルコール)などはほどほどにすることをおすすめします。
運動習慣に関しては、毎日30分程度のウォーキング、早歩きなど有酸素運動が有効で良いとされています。
薬物療法
生活習慣の改善で管理が難しい場合に内服治療をおこないます。
5.脂質異常症の予防方法
「脂質異常症の予防は生活習慣を改善することが大きく貢献します」
食事面
不飽和脂肪酸、食物繊維の摂取、飽和脂肪酸、塩分や糖分の摂取を控えることが大切です。
不飽和脂肪酸は、植物や魚の油によく含まれておりLDLコレステロール値を下げる作用があります。
食物繊維は、血糖値上昇の抑制効果、体内で作られる胆汁酸(コレステロールから作られる)の体外への排泄を促進してコレステロール値を下げて、血糖値の急激な上昇を抑える作用があります。
飽和脂肪酸は、LDLコレステロールや中性脂肪の合成を高める作用もあります。
- 不飽和脂肪酸を含む食品:オリーブオイル、アボカド、ナッツ、魚類など
- 食物繊維を含む食品:野菜、果物、穀物など
- 飽和脂肪酸を含む食品:動物性食品(肉、チーズ、バター)など
運動面
特に有酸素運動が効果的だと言われています。
有酸素運動は、筋力トレーニングと異なり、主に脂肪をエネルギーとして消費するためです。
トレーニングの強度は、少し息があがるくらいの30分以上続けられる運動(例:早歩き、水泳、ジョギング、サイクリング等)
運動習慣のない方は、10分程度の散歩からはじめると良いでしょう。
まとめ
・脂質異常症は、症状があらわれにくく痛みなども特にありませんが合併症がとても怖い疾患
・生活習慣を見直し改善することが、脂質異常症の治療・予防にとても有効な方法
・食品では、加工食品やお菓子の取りすぎには注意が必要
・運動は、特に有酸素運動(早歩きやジョギングなど)がおすすめ
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よくあるご質問
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Q.予約なしでも診察できますか?
完全予約制となっておりますので、事前にご予約を頂いてからご来院をお願いいたします。
Q.どうやって予約を取ればいいでしょうか?
【初診の方】HPのweb予約からご予約をお取りください。事前にweb問診をお送りいただく必要があるため、お電話でのご予約はお受けしておりません。(発熱症状がある方のみ、お電話にてご予約をお取りしております。)
【再診の方】web予約またはお電話での予約も承っております。
Q.予約時間の変更はどうすればいいですか?
クリニクスアプリからご予約を取得された方は、アプリ内からキャンセル・変更が可能です。
それ以外の方はお電話で変更をお願いいたします。
Q.初診の診察時間はどれくらいですか?
受付からお会計まで1時間30分程度の余裕を確保してください。
<脂質異常症について>
Q.脂質異常症の原因は主に何ですか?
脂質異常症の原因は、遺伝的要因、生活習慣や食生活、その他疾患などといわれております。
Q.脂質異常症の食事療法で特に気を付けるべきことは何ですか?
食事療法では可能な限り、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を摂取しないように注意する必要があります。
記事監修 院長 濱田 達雄
日本内科学会 認定内科医
日本内視鏡学会 専門医
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