高血圧症の治療なら大阪本町メディカルクリニック

 

高血圧症

 

血圧について

血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が血管を通る際の圧力を指します。血液は心臓のポンプ作用によって全身の血管に押し出されていきます。血圧には収縮期血圧と拡張期血圧というものがあります。

 ・収縮期血圧(最高血圧):心臓が収縮し全身に血液を送り出される時の圧力の事を言います。”上の血圧”と言われることもあります。

・拡張期血圧(最低血圧):心臓が拡張し全身から心臓に血液が戻るときの圧力の事を言います。”下の血圧”と言われることもあります。

高血圧症とは

高血圧症とは、血液が血管の中を流れる際、血管の壁に高い圧力がかかっている状態のことを指します。

正常な血圧は、120/80mmHg(最高血圧120mmHg,最低血圧80mmHg)です。

高血圧症の場合、最高血圧が140mmHg,最低血圧が90mmHg以上に上昇します。

また、高血圧症は大人だけではなく子供にも起こる可能性があります。

子供の場合は、先天的な異常や肥満、運動不足などが原因になることがあります。

 

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高血圧の症状

高血圧症は、血圧が常に高い状態が続くことで心臓腎臓など様々な臓器にダメージを与えてしまいます。

気になる頭痛やめまい、以前より動悸や息切れ、手足のむくみなど、これらの症状は高血圧症の兆候の可能性があります。

高血圧症は、治療せずに放置してしまうと高い血圧が血管を傷つけて動脈硬化を起こしてしまい、脳卒中や心臓疾患、腎臓疾患、視力の低下などの合併症を引き起こす可能性もあります。

また、症状が現れにくいことから「サイレントキラー」とも呼ばれています。
早期発見・早期治療をするためにも、ご自宅で定期的に血圧を測定しご自身の血圧の状態や変化を知っておくことも大切です。

出典:日本臨床内科医会「高血圧」

https://www.japha.jp/general/byoki/hbp.html

 

高血圧症の原因

高血圧症の原因はいくつかありますが、主な原因として以下のようなものがあります。

遺伝的要因:家族に高血圧の人がいる場合、自分自身も高血圧になりやすい傾向があります。

生活習慣の乱れ:過度の塩分摂取や飲酒、暴飲暴食、肥満、運動不足など。

病気や薬の副作用:腎臓疾患や内分泌疾患、または内服薬の副作用など。腎臓疾患、糖尿病などの持病がある方は気をつけましょう。

年齢を重ねるにつれ、血管が硬くなりやすくなり、男女比では男性よりも女性の方が高血圧症になるリスクが高いと言われています。また、ストレスも血圧が上がることに繋がりますので十分注意しましょう。

内科における高血圧症の予防と治療

高血圧症の予防、治療も前述の通り生活習慣の改善が第一となっています。
生活習慣の改善は、そのまま生活習慣病全体の予防・治療に繋がります。改善を行うことで、多くの病気の予防効果がありとても有用です。

高血圧症の予防・治療に良い行動

バランスの取れた食生活

満腹になるまで食べる習慣をやめて、腹八分で食事を終えるよう心がけましょう。
沢山の食事を摂ることで塩分量が増えたり、体重の増加をしてしまいます。
また、食物繊維が豊富な野菜や果物などを積極的に食べて、糖質(ご飯やパン類、麺類、お菓子など)と塩分は少し控えるようにしましょう。
食事はよく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激され普段より少しの量でお腹がいっぱいになったと感じることができます。

塩分を減らすコツとしては、漬物を食べる際は少量にする。麺類の汁は全部飲まない、減塩タイプの調味料を使う。外食や加工食品を控えるなどがあります。

高血圧症に良い運動

有酸素運動や筋力トレーニングがありますが、有酸素運動をおすすめします。

有酸素運動はウォーキングから始めましょう。

強度の高い運動より無理のないように長期間継続できる運動を選択することすることが望ましいといえます。

ウォーキングから始めて、徐々に強度を上げていきます。最終的には、少し息が上がるくらいのウォーキング〜ジョギングを30分以上で週に3〜4日以上行うことが理想です。

すでに高血圧症と診断されている方に関しましては、筋力トレーニングを行うことで、一時的ですが、さらに血圧が上昇してしまい血管への負担が増大してしまう可能性があるため医師に相談してから行うようにしましょう。

禁煙

タバコは、数多くの有害成分を含んでいます。血圧をあげるというだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞などの原因にもなります。喫煙は控えることをおすすめします。

ストレスコントロール

血圧はストレスを強く感じるほど上昇しやすくなるため、長期間のストレスになることからは避けましょう。
日常生活や仕事などで完全にストレスを取り除くのは困難ですので、自分なりの緩和する方法を見つけましょう。
ストレス緩和の方法は、人それぞれですが趣味を見つけることや自然に触れる、運動をする、瞑想をするなどさまざまあります。

そのほか、薬物療法などがあります。

 

高血圧症と診断された場合

正しい治療を行わないと下記のような合併症を引き起こす可能性があります。

 

心臓病

高血圧によって、血管が傷つき動脈硬化が進行して、血管が詰まったり、狭くなったりします。血管が詰まったり、狭くなったりすることで、様々な臓器で必要な栄養素を効率よく使うことが出来なくなります。その状態が心臓で起こってしまうと、心筋梗塞や不整脈などの病気を引き起こす可能性が高くなります。

脳卒中

脳の血管が傷つき、狭くなることで血圧が高くなり、その圧力に耐えられなくなって血管が破れてしまう脳出血、血管が詰まってしまう脳梗塞が起こる可能性が高くなります。

脳卒中は後遺症も多く認められています。脳卒中により脳にダメージが残り、麻痺や言語障害、認知障害などが生じる可能性があります。

どちらの合併症も発見が遅くなると、最悪の場合、死に至る怖い病気です。もし、高血圧症と診断された場合は、適切な治療を行い、まだ高血圧症ではない方は、出来るだけ早い時期から予防することが重要です。

生活習慣病と高血圧症

生活習慣病とは、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与してこれらが発症の要因となる疾患の総称です。

日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は生活習慣病に含まれます。

つまり、良い生活習慣、健康的な生活習慣を継続していくことで予防することが可能な病気といえます。また、発病後はその後の生活習慣によって経過が大きく変わってくることが少なくありません。
高血圧症は、生活習慣病のひとつで1千万人程度罹患している方がおり、年間に約1000人近くの方が高血圧症の合併症により亡くなっているとされています。
すべての人が生活習慣の影響だけで発症しているわけではなく、中には遺伝的な要因によって生活習慣病に罹患している方もおられます。

生活習慣が悪い方、遺伝的な要因が強くあらわれている方、どちらも早期発見・早期治療は重要です。

高血圧症は、薬物治療が必要になる場合も多くあります。

気になる症状がある場合は、自己判断ではなく専門医に診てもらいましょう。

高血圧症は、命に係わるような合併症を引き起こす可能性もあります。気になる症状がある場合は、なるべく早くお近くの医療機関をご受診ください。

まとめ

・高血圧症は、症状として現れることが少ないためサイレントキラーと呼ばれている

・高血圧症は、症状は現れにくく重大な合併症が隠れている場合がある

・生活習慣の改善で高血圧症の予防に繋がる

循環器専門医のご紹介

友渕医師が中心となり、心疾患や、高血圧などに対する治療(投薬調整、管理)を行っています。

大阪本町メディカルクリニック友渕先生

友渕彰人(トモブチ・アキト)

●日本内科学会認定内科医
●日本循環器学会認定循環器専門医
●日本心血管インターベンション治療学会認定医
●緩和ケア研修修了医

友渕医師の診察時間

  • 水曜日午前診療(10:30~14:00)
  • 土曜日(10:00~15:00)

 

診察のご予約方法

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よくあるご質問

<高血圧症について>

Q.家庭での血圧の測定は、どのように測定したらいいのですか?

家庭用の血圧計をご購入いただき、毎日朝晩1回ずつ測定してください。

測定部位は、血圧計により異なります。上腕(二の腕)で使用するものがおすすめです。測定する際は、1〜2分ほど背もたれ付きの椅子に座り、安静後、会話などはせずに測定します。また、測定前に喫煙、飲酒、カフェインの摂取は控えてください。

Q.高血圧の合併症はどのような疾患ですか?

心臓病、脳血管疾患、腎臓病などがあります。

 

<診察予約について>

Q.予約なしでも診察できますか?

完全予約制となっておりますので、事前にご予約を頂いてからご来院をお願いいたします。

Q.どうやって予約を取ればいいでしょうか?

【初診の方】HPのweb予約からご予約をお取りください。事前にweb問診をお送りいただく必要があるため、お電話でのご予約はお受けしておりません。(発熱症状がある方のみ、お電話にてご予約をお取りしております。)
【再診の方】web予約またはお電話での予約も承っております。

Q.予約時間の変更はどうすればいいですか?

クリニクスアプリからご予約を取得された方は、アプリ内からキャンセル・変更が可能です。
それ以外の方はお電話で変更をお願いいたします。

Q.初診の診察時間はどれくらいですか?

受付からお会計まで1時間30分程度の余裕を確保してください。


記事監修 院長 濱田 達雄

本町メディカルクリニック濱田院長

日本内科学会 認定内科医

日本内視鏡学会 専門医

こちらの記事は医師監修のもと作成しております。

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