いびき・【レーザー治療】について

レーザー治療とは？

こんにちは。院長の濱田です。

最近、【いびき・治療】、【いびき・大阪】などで検索すると、いびきに対して【レーザー治療】というのが多く見られます。

沢山の診療所が、レーザー治療を患者さんに勧めています。

では、レーザー治療とは何なのか？？

レーザー治療にもさまざまな種類があり、今回はその治療と特徴を紹介していきます。

※今回はいつもの記事と違い、僕の持っている知識と、調べられる範囲で記事を書いてますので、若干エビデンスレベルが下がる事をご承知ください。

レーザー治療の種類と特徴

①　UPPP（口蓋垂軟口蓋喉頭形成術）

これは睡眠時無呼吸症候群のガイドラインにも乗っている【軽症～中等症】の治療法です。大学病院などでも行われる、全身麻酔の手術です。

全身麻酔で行う治療のため入院することが必要です。

手術の適応としては、無呼吸、いびきの原因となるもの（上気道狭窄）が軟口蓋部にある方です。

肥満のある方だと、手術前の減量が必要となります。

口蓋扁桃切除＋口蓋垂（のどちんこ）切除orたたむ＋軟口蓋切除

レーザー治療の論文なども大部分はこの分野です

②口蓋垂形成術（LAUP）

口蓋垂（のどちんこ）切除＋軟口蓋切除することで、いびきと無呼吸の改善を図る手術です。。こちらは全身麻酔ではなく、局所麻酔になります。

入院がいらない分、診療所などでも施行しています。

手術の適応としては、口蓋垂（のどちんこ）が太くて長い人、粘膜のひだ（口蓋弓粘膜）の付着部位が低く幅広く、水かき状に垂れさがっている人です。個人差はありますがいびきの症状改善に対して効果が期待できるといわれています。

しかし睡眠時無呼吸症候群に対してはあまり効果が期待できないと言われています。（肥満による気道狭窄、閉塞、顎が小さく舌が大きいなどが原因での無呼吸には原因へのアプローチが出来ていないためです。）

③ナイトレーズ、パルスサーミア

これが今、WEBで急速に広まっている自由診療（保険適応外）です。

軟口蓋にレーザーを当てて、組織を引き締める事で改善を測ります。

ナイトレーズは表面粘膜の蒸発がありやや施術後の痛みがあると言われています。パスルサーミアに関してもほぼ痛みは無いと表現されていますが個人差があるでしょう。

どちらの治療に関しても、永続的に維持できるものではなく、いびきが再び発生する可能性はあり、その際には再度施術が必要となります。

簡略化すると

①口蓋扁桃切除＋口蓋垂切除＋軟口蓋組織切除　全身麻酔

②口蓋垂切除＋軟口蓋組織切除　　　　　　　　局所麻酔

③軟口蓋組織を引き締める

当然治療効果は、①＞⓶＞③と考えられます。

しかし、そんな①の治療（UPPP）でも、ガイドライン上は【軽症～中等症】の睡眠時無呼吸症候群の患者さんになります。

一方、CPAPが適応となる対象は【中等症～重症】の睡眠時無呼吸症候群の患者さんです。

つまり、最も治療効果が低い③の方法では【中等症～重症】の睡眠時無呼吸症候群は治すことは難しいと考えられます。

睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くは、肥満や顎の小ささ、舌が大きく口腔内が狭いなど、③の方法では効果を発揮しない事が要因で無呼吸が発生しているからです。

実際に、CPAPで加療している方を③の方法で治せるのか？と疑問に思うことがあり、エビデンスとなる論文を探したのですが、ほとんど出てきませんでした。

※ガイドラインやエビデンスを重視する当院ではナイトレーズやパルスサーミア推奨していません。

いびきや無呼吸で困っている方、何が原因でどう治療していいのか分からない方。

いびきや無呼吸がどれくらいあるのか知りたいなど、診察で一緒に解決していきましょう。

診察のご予約方法

よくあるご質問

＜診察予約について＞

Q.予約なしでも診察できますか？

完全予約制となっておりますので、事前にご予約を頂いてからご来院をお願いいたします。

Q.どうやって予約を取ればいいでしょうか？

【初診の方】HPのweb予約からご予約をお取りください。事前にweb問診をお送りいただく必要があるため、お電話でのご予約はお受けしておりません。（発熱症状がある方のみ、お電話にてご予約をお取りしております。）
【再診の方】web予約またはお電話での予約も承っております。

Q.予約時間の変更はどうすればいいですか？

クリニクスアプリからご予約を取得された方は、アプリ内からキャンセル・変更が可能です。
それ以外の方はお電話で変更をお願いいたします。

Q.初診の診察時間はどれくらいですか？

受付からお会計まで1時間30分程度の余裕を確保してください。

記事監修 院長 濱田 達雄

日本内科学会 認定内科医

日本内視鏡学会 専門医