AGA治療をする中で、「副作用はどんなものがあるの？」「どんなことに気をつけたらいいの？」など知っておきたい事がたくさんありますよね。
この記事は、そんな疑問をお持ちの方に以下の内容について解説しています。
・AGA治療薬の副作用
・AGA治療薬の副作用への対処法
・AGA治療薬の副作用以外の注意点
上記の内容を確認して安心してAGA治療を行いましょう。
当院ではLINEにてAGAや薄毛についての相談・カウンセリング予約が可能です。
カレンダーから都合に合わせた日程を選び、予約をしてください。
AGA治療薬の副作用
以下4つのAGA治療薬の副作用について解説します。
・プロペシア（フィナステリド）
・ザガーロ（デュタステリド）
・ミノキシジル内服薬
・ミノキシジル外用薬
治療の参考にしてください。
治療薬の効果や種類について詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
AGA治療薬｜プロペシア（フィナステリド）の副作用
プロペシアは、フィナステリドを主成分としたAGA治療薬で、国内で初めて発売されたAGA治療薬です。
プロペシアの効果は、『5αⅡ型リダクターゼ』を阻害する事で、抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンの増殖を防ぎます。
主な副作用としては、リビドー減退や勃起機能不全、精液量減少、射精障害などが挙げられます。
下記の表で、副作用の発生率を表でまとめています。
プロペシア（フィナステリド）｜副作用の発生率
| 発生率 | 症状 |
| 1~5％未満 | リビドー減退 |
| 1％未満 | 勃起機能不全、射精障害、精液量減少 |
| 頻度不明 | 過敏症:じん麻疹、発疹、掻痒感（かゆみ）生殖器:男性不妊症、精液の質の低下（精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下等）肝臓:AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇その他:乳房圧痛、抑うつ症状、めまい等 |
参考資料：プロペシア添付文書
AGA治療薬｜ザガーロ（デュタステリド）の副作用
ザガーロ は、デュタステリドを主成分としたAGA治療薬で、プロペシアと同様にジヒドロテストステロンを抑制する働きがあります。
ザガーロとプロペシアの違いは、プロペシアは『5αⅡ型リダクターゼ』を阻害してAGAを予防します。
しかし、ザガーロ は『5αⅡ型リダクターゼ』だけでなく『5αⅠ型リダクターゼ』も阻害するため、治療薬としてプロペシアを内服して効果が得られなかった方に有効とされている治療薬です。
主な副作用は、プロペシアの副作用と同様にリビドー減退や勃起機能不全、精液量減少等が挙げられます。
以下の表は、副作用の発生率を表したものです。
サガーロ（デュタステリド）｜副作用の発生率
| 1%以上 | 性機能不全（リビドー減退、勃起不全、射精障害） |
| 1%未満 | 乳房障害（女性化乳房、乳房痛等）、発疹、頭痛、掻痒感、抑うつ気分、腹部不快感等 |
| 頻度不明 | 過敏症:じん麻疹、アレルギー反応、掻痒感精神神経系:味覚異常生殖器:精巣痛、精巣腫脹皮膚:体毛脱落、多毛症 |
参考資料：サガーロ添付文書
AGA治療薬｜ミノキシジル内服薬の副作用
ミノキシジル内服薬は、もともと高血圧患者に対する治療薬でしたが発毛効果があると分かり、現在ではAGA治療薬として使われています。
ミノキシジルの作用は、毛細血管を拡張させ髪の毛に栄養分を供給するだけでなく、毛乳頭細胞に働きかける事で、ヘアサイクルを延長させ髪の毛の成長を促すことです。
しかし、医師の責任において処方されることに問題はなく、発毛効果が高いことからミノキシジル内服薬を取り扱っている医療機関も多いです。
ミノキシジル内服薬の主な副作用は、動悸やめまい、立ちくらみなどが挙げられます。
フィナステリドやデュタステリドと比較すると副作用が少ないことが特徴です。
AGA治療薬｜ミノキシジル外用薬の副作用
ミノキシジル外用薬は、薄毛部分の頭皮に直接軟膏を塗る治療法です。
外用薬は、厚生労働省からの認可を受けています。
ミノキシジル外用薬の効果は、頭皮に直接塗付することで、毛母細胞を刺激し細胞分裂を活発に促すことで『発毛促進』や『髪の成長を促す』ことです。
ミノキシジル外用薬の副作用は、頭皮の掻痒感や発疹、紅斑、皮膚炎といった内服薬と異なる部分があります。
また、ミノキシジル特有の副作用として、内服薬と同様に血圧低下やめまい、動悸などがあります。
参考資料:厚生労働省「ミノキシジルのリスク区分について」
AGA治療薬を使う目的
AGA治療薬を使う目的は主に以下の2つが挙げられます。
・AGA治療薬で発毛環境を整える
・AGA治療薬で抜け毛の原因を抑える
上記の内容について解説していきます。
AGA治療薬で発毛環境を整える
AGA治療薬の目的の1つ、発毛は環境を整えることです。
ミノキシジルなどのAGA治療薬には、血行を促進する作用があります。
薄毛部分の血行を促進し毛細血管を活性化することで、毛乳頭細胞や毛母細胞に酸素や栄養を供給しやすくなり、発毛環境を整えることができます。
AGAメディカルクリニックでは、患者さんに合った治療薬を提案しています。
AGAの進行状況や患者さんの状態、希望に応じてカウンセリングや診断、治療を行います。
AGAや抜け毛にお悩みの場合にはお気軽にご相談ください。
当院ではカウンセリング予約をLINEで行うことができます。
AGA治療薬で抜け毛の原因を抑える
AGA治療薬のもう1つの目的は、抜け毛の原因を抑えることです。
プロペシアやザガーロといったAGA治療薬には、AGAの原因となる男性ホルモン（ジヒドロテストステロン）の増殖を防ぐ作用があります。
AGAの根本的な原因を抑制することができるため、有効な治療方法の1つです。
AGA治療で副作用が出る確率は？
薬には必ず効果と副作用が存在し、副作用が全くない薬は存在しません。
一方で副作用の発生確率が重要になり、できるだけ低く抑えられたものが薬として承認されています。
AGA治療薬にも様々な副作用が存在しますが、副作用が発生する確率は約1.0％〜5.0%と非常に低い数値です。
「自分は大丈夫」と思わずに、副作用の症状を感じたら早めの対処が必要になります。
AGA治療で副作用を感じたときの対処法
AGA治療薬の副作用を感じたときの対処法について説明していきます。
対処法は以下の3つです。
- 医師に相談する
- 減薬をする
- 薬を変更する
上記の内容について解説していきます。
医師に相談する
副作用の症状を感じたら、すぐ医師に相談しましょう。
「症状が軽いから、大丈夫」と判断し医師に相談せずにいると、副作用の症状がひどくなる危険がある。
医師に相談することで適切な対応をしてくれるため、継続して治療を行うためにも医師への相談を必ず行ってください。
減薬をする
副作用が現れる原因として、薬剤量が多いことが挙げられます。
AGA治療薬は飲み続けることで効果を得ることができるため、効果を落とさないために医師の判断で減薬する可能性があります。
自分の判断で薬の量を減らしたり、断薬（薬をやめる）したりせず、医師の指示に従って薬剤調整をしていきましょう。
AGA治療薬を変更する
薬を変更しても副作用の症状が出る場合があります。
減薬しても副作用が出た場合は、別の薬に変更して治療を継続する場合もあります。
AGA治療薬には種類があるので、薬を変更することで副作用が治まる可能性もあるため、感じている副作用の症状についてきちんと医師に伝えるようにしましょう。
AGA治療を行う際は副作用以外にも注意が必要
AGA治療薬を行う際、副作用以外にも以下の3つの内容に注意しておきましょう。
- AGA治療薬を自己判断で断薬しない
- 未成年や女性のAGA治療薬の服用はNG
- AGA治療薬の個人輸入は避ける
上記の内容について解説します。
AGA治療で副作用が出ても自己判断で断薬しない
AGA治療中に副作用が現れる場合がありますが、自己判断で断薬しないようにしましょう。
AGA治療は継続することで効果を実感します。
AGA治療薬には種類もあるため、医師に相談することで減薬や薬剤変更など行い治療を継続していけるように診察をしてくれます。
自己判断する前に、医師に必ず相談しましょう。
AGA治療薬は未成年や女性の服用は禁止
AGA治療薬は、女性や未成年の服用を禁止しています。
理由としては、胎児の発育に悪影響を及ぼす危険があるためです。
プロペシアやザガーロといった薬剤は、経皮吸収されるため女性が直接触れるだけで胎児に悪影響を与える危険があります。
また、男性ホルモンの働きを阻害する恐れもあるため、未成年が服用すると成長に悪影響をもたらす可能性もあります。
AGA治療薬の個人輸入はしない
コストを抑えたいからとAGA治療薬を個人輸入しようと考えている方もいると思いますが、個人輸入はあまりお勧めできません。
理由としては“製品が偽造品の可能性があること”と“保証制度がないこと”です。
海外サイトで、安くAGA治療薬を購入できたと思っていても、違う商品が届く場合があります。
また、個人輸入したAGA治療薬で副作用が現れても、補償が利かず自己責任となるため結果的に医療費などが高くつく場合があります。
安心して治療を行うためにも、AGA治療薬の個人輸入は避けましょう。
まとめ
AGA治療薬の副作用には、リビドー減退や勃起機能不全、精液量減少などがあります。
副作用の発生率は低いですが、副作用の症状を感じた際は自己判断せず、必ず医師に相談しましょう。
副作用以外にも『女性や未成年の服用の禁止』や『服用中または服用を中止して1ヶ月の献血の禁止』など、注意するポイントがあります。
安心してAGA治療を行うためにも、AGAの副作用には注意しておきましょう。
AGA治療なら豊中市千里中央のAGAメディカルクリニックへ
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AGA記事監修医師情報 治療担当医 山本 和幸
AGAメディカルクリニックドクター 山本 和幸
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