内科

インフルエンザ の 予防薬 について

予防投与は、インフルエンザに「絶対かかりたくない」時の切り札です。

予防投与開始時期

インフルエンザ発症者あるいはウイルス排泄期間(発症2日前から発症日まで)にある方と濃厚に接触した場合で、接触後48時間以内に抗インフルエンザ薬を投与することが推奨されております。

予防投与薬

タミフル (オセルタミビル)

成人:1回75mgを1日1回、7~10日間、経口投与する。
小児 :1回用量(2mg/kg)を1日1回、10日間、経口投与する。ただし、1回最高用量は75mgとする。

イナビル

成人:20mgを 1日1回、 2日間吸入投与することもできる。
小児:10歳未満の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与する。
10歳以上の場合、20mgを1日1回、 2日間吸入投与することもできる。

当院での処方の対象者

・10歳以上かつ体重が37.5㎏以上の方
※10歳未満の方への処方はお断りしております

費用について

自費診療での取り扱いとなります。

・イナビル 2日分 (1日20mg吸入)と診察で11,000円(税込)

受験生だからという理由で予防投与を受けられる?

抗インフルエンザ薬の予防投与を受けるには、原則として(1)家族など同居する人がインフルエンザにかかっていることに加えて(2)かかった場合に重症になりやすい人であること、具体的には以下のいずれかの条件に当てはまる必要があります。

【インフルエンザにかかった場合に重症になりやすい人】

  • 65歳以上の高齢者
  • 気管支喘息など慢性の呼吸器疾患がある
  • 心不全など慢性の心臓病がある
  • 糖尿病などの代謝性疾患がある
  • 腎臓病がある

では、高齢者ではなく、基礎疾患もないけれど、入試の直前に家族がインフルエンザにかかってしまった……など、上記の条件に当てはまらないケースの場合、予防投与は受けられないのでしょうか。

この場合は、薬剤の添付文書に記載されていない使い方(適応外処方)となるため、万一、重い副作用が起こっても「医薬品副作用被害救済制度」の対象とはならず、医師に、事情を説明し、相談してみましょう。

処方を受けるご本人の受診

処方を受けるご本人の受診がない場合には処方できかねますので、ご本人さまの受診をお願いいたします。

以上の内容を了承の上、予防投与を行っていただきますよう、お願いいたします。

ご不明点等ございましたら、クリニックスタッフにお声がけください。

ご予約はこちらから 日曜・月曜は休診


    アクセス

    せんちゅうパル 4階 千里中央駅直結

    御堂筋線・大阪モノレールをご利用の方

    千里中央メディカルクリニックは豊中市・吹田市・箕面市に医療を提供します

    当院は千里中央駅から近く、御堂筋線や大阪モノレールを利用されている方でも来院しやすいです。

    御堂筋線は大阪市内から豊中市、千里中央から箕面市までつながる鉄道であり、大阪モノレールは伊丹市から門真市までの東西をまたがり、その中心に位置するのが千里中央駅です。電車やバスでのアクセスが非常に良いため、お気軽にご来院ください。

    豊中・吹田・箕面・北摂地域にお住いの方

    千里中央 駅は電車はもちろんのことバスの乗り入れも多く、豊中市、吹田市、箕面市、池田市、茨木市など北摂地域の中でも中心的な場所です。

    関連記事