「最近、はげてきた？」と髪の毛の量を気にする男性は多いのではないでしょうか？
毛量の変化に気が付いても原因や対策が分からないと「どうしたら良いのか分からない涙」と悩んでしまいますよね。
かくいう私も、医師になった20代前半の頃に、自分の将来30歳40歳50歳をイメージした時にどうしても薄毛を避けたいと願っていました。
そこで、今回の記事は髪の毛の量が気になる方に向けて以下の内容を紹介してみます！
- 頭がはげる原因
- はげやすい人の特徴
- AGAの進行パターン
全国の美容師さんから推薦されるAGA専門クリニックからお伝えいたします！
はげてしまう3つの原因｜あなたは大丈夫？
「頭がハゲてきてる？」と感じている方は、原因が気になりますよね！
今回は、頭部が剥げてしまう原因を丁寧に説明いたします。
ハゲてしまう主な原因は以下の３つです。
- 圧倒的No.1 男性ホルモン
- No.2 遺伝
- No.3 ストレスや生活習慣
上記の内容について解説していきます。
はげる原因 圧倒的 No.1｜男性ホルモン
はげる原因の圧倒的な原因が、『テストステロン』と『ジヒドロテストステロン』の2つの男性ホルモンです。
この2つの男性ホルモンは、はげるメカニズムに大きく関わっています。
〈はげるメカニズム〉
- テストステロンと5αリダクターゼが結合する
- 1.の結合によりジヒドロテストステロンが発生する
- 男性ホルモンレセプターがジヒドロテストステロンをキャッチする
- 『TGF-β（脱毛因子）』が増殖する
- TGF-βが毛乳頭細胞に働きかけることで髪の毛の成長を抑制する
- 髪の毛の成長が止まり抜け落ちる
メカニズムを見ての通り、男性ホルモン（テストステロンとジヒドロテストステロン）がはげる過程において密接に関係していることが分かります。
こちらの原因については治療が効果的です。当院では92%の発毛実感の実績があります。
はげる原因 No.2｜遺伝
男性ホルモンの他に、はげる原因の1つに遺伝があります。
私の父も、30代前半から徐々に薄毛が進行していました。アメリカで幼少期を過ごしたころの写真をみても、薄毛が進行していることが分かります。
「はげは遺伝する」と多くの方が聞いたことがあるかも知れませんが、「何が遺伝するのか？」を知っている人は少ないのではないでしょうか？
遺伝するのは、5αリダクターゼの活性度と男性ホルモンレセプターの感受性です。
〈5αリダクターゼの活性度〉
5αリダクターゼは、父または母から子に遺伝する優性遺伝です。
5αリダクターゼの活性しやすい体質が遺伝していると、テストステロンと結合する確率が高くなるため、その分ジヒドロテストステロンを多く増殖してしまう可能性があります。
〈男性ホルモンレセプターの感受性〉
男性ホルモンレセプターは、祖父母またはそれ以前の世代から遺伝する『隔世遺伝』です。
男性ホルモンレセプターゼは、X染色体から受け継がれるため母方の家系から影響を受けやすいと考えられています。
男性ホルモンレセプターの感受性が高い体質を受け継いでいると、ジヒドロテストステロンと結合しやすくなるため、TGF-β（脱毛因子）が増殖する可能性が高いです。
親族に薄毛(はげ)の方がいる場合は、ご相談いただけます。
はげる原因③｜ストレス
ストレスもはげる原因の1つとして挙げられます。
ストレスがかかると自律神経が乱れるため、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
すると、交感神経が優位となり血管が収縮し血流が悪化するため、髪の毛に十分な栄養素を供給することができなくなってしまい髪の毛の成長を妨げてしまうのです。
成長できなくなった髪の毛は、細く短いうちに抜けてしまい徐々にはげていきます。
はげる原因④｜生活習慣の乱れ
はげる原因として、喫煙・飲酒や睡眠不足、食生活などの生活習慣も挙げられます。
食事から髪の毛に必要な栄養を摂取できないと、髪の毛が十分に成長することができません。
また、喫煙をしている方は『ニコチン』の血管収縮作用により血流が悪化、飲酒をしている方はお酒に含まれる糖分によって血流が悪化し、髪の毛に栄養素を送ることができなくなります。
お酒には血流の悪化以外にも「ジヒドロテストステロンの増殖」や「睡眠の質の低下」に関係があるため注意が必要です。
生活習慣の乱れが重なることで、はげる可能性が高くなっていくため自分の生活習慣を見直すことも必要です。
はげになりやすい人の特徴は？
はげになる原因について解説してきましたが、「どんな人がはげやすいの？」と気になる人もいると思います。
はげやすい人の特徴は以下の4つです。
- 頭皮環境が悪い
- ストレスを抱えやすい
- 栄養の偏り・睡眠不足
- 遺伝によるAGA体質
上記の内容について解説していきます。
頭皮環境が悪い
はげる人の特徴の1つに、頭皮環境の悪化が挙げられます。
「頭を綺麗にしないと」と思い頭をゴシゴシ洗ったり、1日に何回もシャンプーをしたりする人もいると思いますが、このやり方を続けていると頭皮にダメージを与えてしまい丈夫な髪の毛に成長しません。
そのため、髪の毛のヘアサイクルが短くなりはげてしまいます。
ストレスを抱えやすい
「ストレスを抱えやすいかも」と思っている人は注意が必要です。
ストレスを抱えやすい人は、自律神経が乱れることが多く常に緊張状態に近い状態になっています。
また、ストレスを感じなくても自分の時間をあまりとることができない方も注意です。
ストレスの自覚がなくても知らないところでストレスを感じてしまい、いつの間にか自律神経が乱れている状態になってしまいます。
栄養の偏り・睡眠不足
栄養の偏りや睡眠不足も「はげる人」の特徴です。
決まったものばかり食べてしまい栄養に偏りが生じてしまうと髪の毛が必要な栄養素を摂取することができません。
また、睡眠不足に陥ると髪の毛の成長を促してくれる『成長ホルモン』の分泌が上手くできないため髪の毛の成長を妨げてしまいます。
遺伝によるAGA体質
遺伝するAGA体質は、「5αリダクターゼの活性度の高さ」と「男性ホルモンレセプターの感受性の高さ」の2つです。
この2つは、はげる人の特徴でもあります。
「5αリダクターゼの活性度の高さ」は優性遺伝のため両親のどちらかが、はげている場合に遺伝しやすく、「男性ホルモンレセプターの感受性の高さ」は隔世遺伝のため母方の祖父母またはそれ以前の世代から遺伝しやすくなっています。
これに当てはまる方は注意しましょう。
頭頂部と生え際のはげはAGAの可能性が高い
はげ方にも、頭頂部や側頭部、生え際など多くのパターンがありますが、頭頂部と生え際のはげ方はAGAの可能性が高いと考えらえます。
これには『5αリダクターゼ』が大きく関わっています。
頭頂部と生え際には5αリダクターゼが多く分布
5αリダクターゼは、頭頂部と生え際に多く分布しています。
そのため、AGAを発症した場合は、5αリダクターゼが多く分布する頭頂部か生え際からはげる特徴があります。
下記の図は、AGAの進行パターンの図になります。
参考元：https://www.do-s.ne.jp/hair_knowledge/aga/49
家で試したいはげ対策
はげやすい人の特徴に当てはまる人は、すぐにでも対策をしたいですよね。
今回は、家ですぐに実践できるはげ対策について紹介します。
効果的なはげ対策は以下の3つです。
- 正しいシャンプー・頭皮ケアをする
- ストレス発散を心がける
- 食事＆睡眠を見直す
上記の内容について解説していきます。
家でできるはげ対策① シャンプー・頭皮ケアに注意する
はげになる人の特徴で頭をゴシゴシ洗ったり、何回もシャンプーで洗ったりすると頭皮環境が悪化すると説明したと思います。
頭を洗う時は、弱逆酸性のシャンプーをしっかり泡立てて優しく洗うようにしましょう。
泡で頭皮を洗うイメージを持ち、時に指の腹でやさしくマッサージします。
洗い終わったら、ぬるま湯で洗剤が残らないようにしっかりと洗い流してください。
家でできるはげ対策② ストレス発散を心がける
ストレスを溜め込むのも絶対に避けましょう。
自分なりのストレス発散方法があれば自分の時間を作り、定期的にストレスを発散するようにしましょう。
また、ストレスを感じていないと思っている方も、仕事や人間関係で少なからずストレスを抱えていることが多いです。
軽く汗を掻く程度の運動を行うことで、自律神経が整いやすくなりストレスが溜まるのを予防できます。
趣味や運動を行える時間を作ってみるのも大切です。
家でできるはげ対策③ 食事＆睡眠を見直す
食事の栄養素や睡眠時間・質が髪の毛の成長に大きく関わってくるため、食事内容や睡眠状況を見直すこともはげ対策には大切な事です。
食事ではバランスよくとることが重要ですが、特に意識して摂取してほしいのが『タンパク質』『ビタミン』『ミネラル（亜鉛）』の3つです。
〈栄養素と髪への効果〉
| 栄養素 | 効果 |
| タンパク質 | 肉類や魚類に含まれるタンパク質は、髪の主成分でもあり丈夫な髪を形成します。 |
| ビタミン | 緑黄色野菜や青魚、牛肉に多く含まれるビタミンは、髪の細胞分裂を促進させ髪の成長を促進させます。 |
| 亜鉛 | レバーやたらこなどに含まれる亜鉛は、5αリダクターゼの産生を阻害し髪の成長をサポートします。 |
睡眠は、髪の成長を促す『成長ホルモン』を生成します。
そのため、質の良い睡眠をしっかりとることで、丈夫で長い髪の毛を増やすことに繋がります。
成長ホルモンが多く分泌される時間は22:00〜2:00の間であり、時間を含んだ6時間の睡眠時間を確保するのが理想です。
まとめ
頭がはげるのには、頭皮環境の悪化や生活習慣が大きく関わっています。
はげるリスクを高める生活をしないために、以下のポイントを押さえておきましょう。
頭皮ダメージを防ぐために泡でもみ込むように頭皮を洗い、ストレスを溜めないために自分の時間を持つようにしましょう。
バランスの良い食事や質の良い睡眠をとることで、髪の毛の成長をサポートできます。
はげるリスクを減らすために、生活習慣を見直しはげ対策をしていくことが大切です。
専門的な意見を聞きたいという方は医師に相談してみましょう。
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