【【急性発症】【劇症】【緩徐進行】の3種類があります。・急性発症1型糖尿病
最も多いタイプ
糖尿病の症状が出てから数か月程度でインスリンが必要な状態になります。
・劇症型1型糖尿病
急激に発症し、1週間程度でインスリンが必要な状態になります。
すぐにインスリン治療をしなければ重篤な症状を引き起こす場合があります。
診断時のHbA1cは低く、血糖値が高い特徴があります。
・緩徐進行1型糖尿病
何年もかけて、徐々にインスリン分泌量が低下していきます。
はじめのうちはインスリン療法を行わなくても血糖値をコントロールすることが可能だが、進行とともにインスリン療法が必要になります。
♦ご予約について
※【初診の方】一般内科・生活習慣病科からご予約ください。
・1型糖尿病の症状
1型糖尿病は急に症状が現れる場合が多いという特徴があり、下記のような症状があります。
・口渇(異常なのどの渇き)
・多尿(尿の回数が多くなる)
・体重の減少
・疲労感
・視力の低下
・集中力の低下
このような症状が現れた場合は、すぐに医療機関の受診をお勧めします。
・診断方法
1型糖尿病の診断は、血液検査によって行われます。
空腹時血糖値やHbA1c(過去数か月間の平均血糖値)を測定することで、血糖値の状態を確認します。
また、膵臓からのインスリン分泌が低下しているかどうかの検査をします。
これらの検査をもとに1型糖尿病か2型糖尿病かを判断します。
・治療方法
1型糖尿病は、インスリンを分泌することがほとんど出来ない、または全くできない状態なので、治療の基本はインスリン療法になります。
ご自身でインスリン注射の実施や血糖値の測定をします。
また、食事や運動の状況によってインスリンの量を調整しながら血糖値の管理を行っていきます。
インスリン療法
1日に何度かご自身でインスリンの注射をしていただきます。
血糖値モニタリング
・自己血糖測定:指先の血液から、血糖値を測定します。
・持続血糖モニター:二の腕にセンサー付きのシールを貼り、連続して血糖値を測定します。
基本治療はインスリン療法になりますが、内服薬を併用することもあります。
・1型糖尿病の原因
1型糖尿病は、主に自己免疫の異常が原因と考えられています。
インスリンを作っているβ細胞を自身の免疫が攻撃してしまうことで、細胞が壊されて、インスリンを分泌する量が少なくなったり、全くでなくなったりするのが1型糖尿病です。
以下は、1型糖尿病と2型糖尿病の違いをまとめた表です。
項目 1型糖尿病 2型糖尿病 発症原因 自己免疫反応により、膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンを作れなくなる インスリンの分泌量が減少する、またはインスリン抵抗性により、インスリンが効かなくなる 発症年齢 小児から若年層に多く発症するが、成人でも発症することがある 主に中高年で発症するが、近年は若年層にも増加している 発症速度 突然発症し、症状が急速に現れることが多い ゆっくり進行し、初期は無症状のことが多い 治療方法 インスリン治療が必須 食事療法、運動療法、経口血糖降下薬。重症の場合はインスリン治療も必要になる 症状 極度の喉の渇き、多尿、急激な体重減少、疲労感 疲れやすい、頻尿、のどの渇き、体重減少、疲労感(ただし、症状がない場合もある) インスリンの状態 インスリンがほとんど、または全く作られない インスリンは分泌されているが、効きが悪い(インスリン抵抗性) 体重の傾向 普通、やせ型が多い 肥満型が多い 遺伝的要因 遺伝の影響は少ないが、家族歴がある場合もある 遺伝的要因が強く、家族歴があることが多い 予防 予防は難しい 健康的な生活習慣(食事・運動)で予防可能 罹患者数 糖尿病患者全体の約5-10% 糖尿病患者全体の約90-95%
この表をもとに、1型糖尿病と2型糖尿病の違いがわかるかと思います。
それぞれ原因や治療法があり、糖尿病セルフチェック
□ 家族に糖尿病の人がいる
□ 40歳以上の男性、50歳以上の女性
□ 太っている(BMI25以上)
□ 体重が増加してきた
□ 食事が不規則、食事を抜くことが多い
□ 夜ごはんが遅く、食べてすぐに寝てしまう
□ 甘いジュースやお菓子をよく食べる
□ 外食が多い
□ 運動習慣がない
□ 歩く機会がない
□ ストレスが多い
□ タバコを吸っている
上記項目に当てはまるものが多いほど糖尿病のリスクが高まります。
生活習慣の改善をお勧めします。
糖尿病セルフチェック
□ たくさん食べているのに痩せる
□ のどが異常に乾く
□ 尿の回数が多くなった
□ 疲れやすくなった
□ 手足が浮腫みやすい
□ 健康診断で血糖値が高いと指摘された
□ 健康診断で尿に糖が出ていると指摘された
上記項目に当てはまるものがある場合は、早めの受診をお勧めします。
医師 木村 哲也
日本内科学会 総合内科専門医・認定内科医
日本内分泌学会 内分泌代謝科 専門医・指導医
日本糖尿病学会 専門医
日本甲状腺学会 専門医
医学博士
アクセス
せんちゅうパル 4階 千里中央駅直結
御堂筋線・大阪モノレールをご利用の方
当院は千里中央駅から近く、御堂筋線や大阪モノレールを利用されている方でも来院しやすいです。
御堂筋線は大阪市内から豊中市、千里中央から箕面市までつながる鉄道であり、大阪モノレールは伊丹市から門真市までの東西をまたがり、その中心に位置するのが千里中央駅です。電車やバスでのアクセスが非常に良いため、お気軽にご来院ください。
豊中・吹田・箕面・北摂地域にお住いの方
千里中央 駅は電車はもちろんのことバスの乗り入れも多く、豊中市、吹田市、箕面市、池田市、茨木市など北摂地域の中でも中心的な場所です。
最も多いタイプ
糖尿病の症状が出てから数か月程度でインスリンが必要な状態になります。
急激に発症し、1週間程度でインスリンが必要な状態になります。
すぐにインスリン治療をしなければ重篤な症状を引き起こす場合があります。
診断時のHbA1cは低く、血糖値が高い特徴があります。
何年もかけて、徐々にインスリン分泌量が低下していきます。
はじめのうちはインスリン療法を行わなくても血糖値をコントロールすることが可能だが、進行とともにインスリン療法が必要になります。
・口渇(異常なのどの渇き)
・多尿(尿の回数が多くなる)
・体重の減少
・疲労感
・視力の低下
・集中力の低下
このような症状が現れた場合は、すぐに医療機関の受診をお勧めします。
空腹時血糖値やHbA1c(過去数か月間の平均血糖値)を測定することで、血糖値の状態を確認します。
また、膵臓からのインスリン分泌が低下しているかどうかの検査をします。
これらの検査をもとに1型糖尿病か2型糖尿病かを判断します。
ご自身でインスリン注射の実施や血糖値の測定をします。
また、食事や運動の状況によってインスリンの量を調整しながら血糖値の管理を行っていきます。
1日に何度かご自身でインスリンの注射をしていただきます。
血糖値モニタリング
・自己血糖測定:指先の血液から、血糖値を測定します。
・持続血糖モニター:二の腕にセンサー付きのシールを貼り、連続して血糖値を測定します。
基本治療はインスリン療法になりますが、内服薬を併用することもあります。
インスリンを作っているβ細胞を自身の免疫が攻撃してしまうことで、細胞が壊されて、インスリンを分泌する量が少なくなったり、全くでなくなったりするのが1型糖尿病です。
項目 | 1型糖尿病 | 2型糖尿病 |
---|---|---|
発症原因 | 自己免疫反応により、膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンを作れなくなる | インスリンの分泌量が減少する、またはインスリン抵抗性により、インスリンが効かなくなる |
発症年齢 | 小児から若年層に多く発症するが、成人でも発症することがある | 主に中高年で発症するが、近年は若年層にも増加している |
発症速度 | 突然発症し、症状が急速に現れることが多い | ゆっくり進行し、初期は無症状のことが多い |
治療方法 | インスリン治療が必須 | 食事療法、運動療法、経口血糖降下薬。重症の場合はインスリン治療も必要になる |
症状 | 極度の喉の渇き、多尿、急激な体重減少、疲労感 | 疲れやすい、頻尿、のどの渇き、体重減少、疲労感(ただし、症状がない場合もある) |
インスリンの状態 | インスリンがほとんど、または全く作られない | インスリンは分泌されているが、効きが悪い(インスリン抵抗性) |
体重の傾向 | 普通、やせ型が多い | 肥満型が多い |
遺伝的要因 | 遺伝の影響は少ないが、家族歴がある場合もある | 遺伝的要因が強く、家族歴があることが多い |
予防 | 予防は難しい | 健康的な生活習慣(食事・運動)で予防可能 |
罹患者数 | 糖尿病患者全体の約5-10% | 糖尿病患者全体の約90-95% |
それぞれ原因や治療法があり、糖尿病セルフチェック
□ 家族に糖尿病の人がいる
□ 40歳以上の男性、50歳以上の女性
□ 太っている(BMI25以上)
□ 体重が増加してきた
□ 食事が不規則、食事を抜くことが多い
□ 夜ごはんが遅く、食べてすぐに寝てしまう
□ 甘いジュースやお菓子をよく食べる
□ 外食が多い
□ 運動習慣がない
□ 歩く機会がない
□ ストレスが多い
□ タバコを吸っている
上記項目に当てはまるものが多いほど糖尿病のリスクが高まります。
生活習慣の改善をお勧めします。
□ たくさん食べているのに痩せる
□ のどが異常に乾く
□ 尿の回数が多くなった
□ 疲れやすくなった
□ 手足が浮腫みやすい
□ 健康診断で血糖値が高いと指摘された
□ 健康診断で尿に糖が出ていると指摘された
上記項目に当てはまるものがある場合は、早めの受診をお勧めします。
医師 木村 哲也
日本内科学会 総合内科専門医・認定内科医
日本内分泌学会 内分泌代謝科 専門医・指導医
日本糖尿病学会 専門医
日本甲状腺学会 専門医
医学博士