内科

喘息 発作はコントロールが大事です。

呼吸器系疾患

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気管支喘息とは

気管の慢性炎症により粘膜が傷害されて、神経の露出、気道が過敏になる、可逆性の気道狭窄、気道分泌物などの増加が起こる疾患です。
また、こうした発作を繰り返してしまうことで、不可逆性の変化が起こり、難治性喘息へ移行してしまいます。
日本での喘息罹患者は、成人で約3%、小児で7~8%とされており、年々増加しています。

可逆性:疾患や症状が、医療の介入によって元の状態、又は正常な状態に戻ることを指します。
不可逆性:生じたダメージや変化が元の状態、又は正常な状態に戻ることが出来ないことを指します。

気管支喘息の症状

  • 発作性の咳
  • 喘鳴(ぜーぜー、ヒューヒューといった呼吸)
  • 呼吸困難

症状の出現は、夜間や早朝に出やすい特徴があります。
難治性喘息の場合は、症状が持続することがあります。

気管支喘息の原因

気管支喘息の原因には、Ⅰ型アレルギーが関与しているアトピー型と、アレルギーが関与していない非アレルギー型があります。

アトピー型:吸入抗原(アレルゲン)に対するⅠ型アレルギーが関与している。(ダニやハウスダスト、犬・猫の毛やフケ等)
非アトピー型:不明ではあるが、気道感染(特にウイルス感染)に引き続いて発症することがある。

遺伝的な要因や環境(喫煙や大気汚染)、運動や薬剤なども原因になることがあります。

気管支喘息の診断方法

気管支喘息の診断には、症状の聴取、血液検査、アレルギー検査、呼吸機能検査などがあります。

血液検査:アレルギー体質であるかどうかを調べます。
呼吸機能検査:気道が、どの程度狭くなっているか、空気がどれくらい通りにくくなっているかを調べます。

気管支喘息の治療方法

非発作時の治療方法は、重症度によって変わってきます。
治療は、吸入ステロイド薬を基本に、重症度によって、他の薬剤を併用していきます。

長時間作用型β2刺激薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、テオフィリン徐放製剤、長時間作用性抗コリン薬、抗アレルギー薬、内服ステロイド薬などが使用されます。

喘息発作の予防について

喘息発作を予防することで、難治性喘息に発展しづらくなりますので、発作を予防することは、とても重要になってきます。
喘息発作を予防するためには、発作を起こす原因を避けることが重要です。

・アルコールやたばこを控える
・ダニやハウスダスト等の除去(人によっては、犬・猫などの動物を避ける)
・運動によって発作を起こす方は、激しい運動を避ける(軽い運動で呼吸機能が改善し予防に繋がります)
・マスクの使用

まとめ

・気管支喘息をお持ちの方は、薬の正しい使用方法やアレルギーを起こす要因の避け方、発作が起きた時の対応について学ぶことが大事です。
・喘息は、発作を繰り返すことで難治性の喘息に発展するおそれがあり、発作を起こさないことが重要です。
・発作の予防には、治療を行うこととアレルゲンを避ける必要がある。

Q&A

Q.気管支喘息は完治するの?
A.完治することは稀で、治療を継続してコントロール必要があります。

千里中央メディカルクリニックでは、気管支喘息の診療を行っております。

院長 松島 勇介
日本睡眠学会 専門医
日本内科学会 認定内科医
日本医師会認定 産業医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医

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