むずむず脚症候群

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

 

主に夜間に座ったり横になったりしている時に、足に不快な感覚(ムズムズ、熱い、痛い、痒いなど)が生じ、安静で悪化し、動くと改善する特徴があります。

 

むずむず脚症候群4つの特徴

 

男性より、女性に多く(男性:女性=1:1.5)、本邦における有病率は4%と報告されています。

当院にも、多くの患者さんが来院されております。

欧米での研究では70歳ごろまで有病率の増加が認められ、60-90%に不眠が合併し、抑うつや不安や生活の質の障害と関連します。

むずむず脚症候群は、ふくらはぎや大腿部、足首など脚に症状が出るのが大多数ですが、ときには腕やおなかに起こることもあります。

虫が這う様な、ムズムズするといった異常感覚からは連想しやすいのですが、ズキズキ、痛む、熱いなど症状が様々あり、診断までに時間を要することもあります。

当院にも、長年原因が分からず、来院される方が少なくありません。

原因としては、神経中枢の鉄利用障害やドパミン神経系の機能障害が疑われています。

二次性として、鉄欠乏性貧血、腎機能障害、糖尿病、リウマチ、パーキンソン病などが原因と考えれています。

症状を悪化させるカフェイン、アルコール、ニコチンを避ける、鉄分不足を解消する、

原疾患(腎障害など)を治療する、薬物投与するなど、的確に対応すれば大半は治る病気です。

 

診察内容について

初診の方は、受診される前にオンラインから診療予約をお願いいたします。

[ 初診 ]

① 問診から日常生活への影響の評価を行います.

② 原因検査の目的で血液検査を行います。また睡眠の簡易検査を行う場合があります。

③ 症状の程度に応じて投薬を行います。

 

[ 再診 ]

① 結果の説明と、症状の変化を1-2週間後に確認します。

② 薬剤療法と非薬剤療法を並行して、症状の改善を計ります。

③ 症状の経過に応じて、薬剤の変更や減量、中止を行います。

※ 再診2回目以降はオンライン診療へ切り替えが可能で、便利に安心して通院ができるようサポートします 。

 

監修者情報・医師 松島勇介

松島勇介院長

・日本睡眠学会専門医

・日本内科学会認定内科医

・日本医師会認定産業医

・日本消化器病学会専門医

・日本消化器内視鏡学会専門医

・緩和ケア研修修了医

・社団法人 オルソスリープアカデミー理事

 

こちらの記事は松島勇介医師監修のもと作成しております。

 

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