足のむずむず症状

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)とは

夜間に座ったり横になったりしている時に、足を中心に不快な感覚(ムズムズ、いらいら、痛い、痒い、熱いなど…)が生じ、安静でおられず、動くと改善する特徴をもつ疾患です。

むずむず脚症候群は、ふくらはぎや大腿部、足首など脚に症状が出るのが大多数ですが、ときには腕やおなかに起こることもあります。周期性四肢運動を合併しやすいことも特徴です。

不眠につながり受診される方が多く、生活習慣の修正と、投薬治療を行うことで症状の改善が見込めます。

 

 

むずむず脚の男女比率と年齢

レストレスレッグス症候群は、女性が男性の1.5倍といわれています。

また、欧米では「年齢が上がるとレストレスレッグス症候群にかかる率が高くなる」という調査結果があり、40-60代の女性に多い傾向にあります。

 

むずむず脚の原因

特発性:原因が明らかではないもの
二次性:鉄欠乏性貧血、透析(末期腎不全)、糖尿病、リウマチ、パーキンソン病、妊娠など

 

むずむず脚の診断

レストレスレッグス症候群の診断は、患者さんへの問診により4つの特徴的な自覚症状や他の症状の有無を確認します。二次性の除外のために血液検査も行います。

むずむず脚症候群は、睡眠中に脚がピクピク動く周期性下肢運動異常症や、睡眠時無呼吸症候群を合併するとも多く、精密検査を行う場合もあります。

 

当院での治療の流れ

原因が明らかな場合は、それに対する治療を行う事で症状の改善を期待できます。
原因が特定できない場合や、症状が強い場合は、一般的な睡眠薬は無効で、パーキンソン病に使う薬が有効です。

初診の方は、受診される前にオンラインから診療予約をお願いいたします。

[ 初診 ]

① 問診から日常生活への影響の評価を行います.

②原因検査の目的で血液検査を行います。また睡眠の簡易検査を行う場合があります。

③症状の程度に応じて投薬を行います。

 

[ 再診 ]

①結果の説明と、症状の変化を1-2週間後に確認します。

②薬剤療法と非薬剤療法を並行して、症状の改善を計ります。

③症状の経過に応じて、薬剤の変更や減量、中止を行います。

※ 再診2回目以降はオンライン診療へ切り替えが可能で、便利に安心して通院ができるようサポートします 。

その他の病気については「睡眠科」をご参照ください。

 


監修者情報・医師 松島勇介

松島勇介院長

日本睡眠学会専門医
日本内科学会認定内科医
日本医師会認定産業医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
厚生労働省 オンライン診療研修修了医

こちらの記事は松島勇介医師監修のもと作成しております。

 

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